来春、文学部に「歴史文化学科」を開設
入学定員65人、名古屋キャンパスに設置
本学は2014年4月、文学部に3番目の学科「歴史文化学科」を開設する。文部科学省に設置届出書を4月22日付けで提出し、6月20日までに正式に受理された。
歴史文化学科は、①日本史を主とした文献歴史学 ②宗教学・社会学を母体としつつ歴史的アプローチを行う諸学 ③歴史資料学、を教育・研究の柱としている。入学定員は65人。名古屋キャンパスに設置。
教育目標に次の6つを掲げ、歴史の知識を糧として、現代の諸課題に実証的な態度で向き合い、心豊かな社会の建設に貢献できる人材の養成を目指している。
(1) | 歴史資料の特性と扱い方に関する知識を有し、資料を解読して情報を正しく接合させ、合理的推理に基づいて歴史像を構築することができる。 |
(2) | 古代から近現代に至る日本の歴史文化の変遷について、正確に理解し、人に説明することができる。 |
(3) | 日本の伝統的な習俗や社会事象について、その起源や意義を理解し、人に説明することができる。 |
(4) | 地域の伝統的文化遺産や歴史的個性に深い敬意を持ち、的確な判断のもとにその保存や活用に貢献できる。 |
(5) | 日本語で表現する機会においては、他者と良好な関係を築き、協働して目的を達することができる。 |
(6) | 卒業後も、次代の者への継承を意識しつつ、自ら種々のテーマを設定し、自律的・創造的に研究・調査することができる。 |
文学部は従来、日本文学科と言語表現学科の2学科体制で、日本文学・日本語学を基幹とし、日本文化に関する教育・研究を実践してきた。歴史文化学科の増設により、文学、日本語からの探究に加え、日本文化の根底をなす歴史や思想・宗教からのアプローチも可能になり、文学部の教育・研究のさらなる進展と深化を期している。
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