新学期から学生FDスタッフ活動導入へ
「学生とともに創る」学びに向けてミーティング開く

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 学生の声を授業づくりに反映させて、「より良い授業」「より良い学び」を創り上げていこうと、本学は4月から学生FDスタッフ活動を導入することになり、1月30日、スタッフに応募した学生28人が名古屋キャンパスヤマテホールに集まって、初めてのミーティングを行った。

 ミーティングではまず、FD委員長の安村仁志副学長が、「教職員と学生の枠を超えて自由に議論して、より良い大学にしていきましょう」とあいさつ。FD活動展開部会長の銭佑錫経営学部教授も「教員の方から、こういう活動してほしい、こうあるべきだという注文はない。自由に意見を出してほしい」と語った。

 この後、学生FDスタッフに応募した学生一人ひとりが自己紹介を行った。学生たちは「先生から一方的に話を聞くだけでなく、双方向の授業がもっと増えるように提案していきたい」「大人数の授業だと、私語を話す学生もいるので、私語をなくす方法を考えていきたい」「第一志望の大学が不合格になって、本学に入学したが、縁あって中京大学に入学したのだから、せっかくの4年間の生活を大切に過ごし、自分が成長できるように活動をしていきたい」などと抱負を語っていた。

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 FD(Faculty Development)は、教員が授業内容・方法を改善・向上するための組織的な取り組みを意味する言葉。これまでは授業アンケートなどを通じて学生の意見を聞いてきたが、より生の声を授業に反映させようと、学生スタッフ活動を導入することになった。正式な活動は4月下旬からスタート。活動での話し合いを基に、授業改善の提案を行い、学内・学外へも成果を発信していく計画だ。

2013/02/04

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