社会連携教育センター/講演会「結婚・転職・海外ー経験して 見えた "働く"ということ」開催
中京大学社会連携教育センターは11月14日、講演会「結婚・転職・海外ー経験して 見えた "働く"ということ」を開催しました。
講師には、主婦として3人の子育てをしながら、大学秘書・在宅ワーク・セミナー講師を組み合わせて複業フリーランスとして活動している正田美紀子氏をお招きしました。
講演では、正田氏の大学時代から卒業後の「キャリア」を紹介するに際し、「ライフステージ」の変化とともにお話しをいただきました。
学生時代にはヨット部の活動など大学生活を楽しんでいたこと、大学3年生から勉強に力を入れたことから、どのような軸で就職活動を行ったか、その後、希望していた業務が自分に合わなかったことや予定していなかった仕事を任されたこと。さらに地元の北海道で仕事を続けたいと考えていたものの、パートナーの就職先が愛知になったことで仕事を辞めざるを得なかったこと、パートナーの海外赴任や転職などを経て想定外のキャリアを歩んできたことなどが語られました。
正田氏は学生たちに「キャリアは中断ではなく、分岐である」「やってみたい経験を早めに少しずつやっておくことで将来の仕事につながる可能性がある」「予想外の展開に悲観的になるのではなく、偶然の出来事をチャンスにしてほしい」など、さまざまな予想外の出来事を経験した自身ならではのメッセージを学生に送りました。
また、講演の途中には「私の"なんとなく"を言葉にしてみるシート」が参加者に配られ、それぞれ「働く」ことについて考える機会になりました。
講演後には、経営学部の谷口勇仁教授が進行を務め、フリーディスカッションを行いました。谷口教授は正田氏の学生時代の指導教員であったことから、学生時代のエピソードも交えながら、質疑応答が行われました。
学生たちからは、「自分の強みを見つけなければとよく聞くが、まずは行動をすることが大事であることがわかった」「結婚や出産、パートナーのキャリアの影響などリアルな経験を聴くことができた」などの声が寄せられました。