法学部×朝日新聞社 子育てが仕事観、人生観に与えてくれたもの

法学部中川由賀教授は10月16日、担当授業「専門演習Ⅱ(4年生対象)」において朝日新聞名古屋本社統括チームの山田理恵氏を講師に招き、講義を行いました。本講義は「キャリア教育共創プログラム※」の一環として実施されました。
山田さんは「子育てが仕事観、人生観に与えてくれたもの」というテーマで、まず朝日新聞社の紹介をした後、自身のこれまでのキャリアについて説明。「高校時代に偶然目にした世界紛争の記事を見て、民族紛争に関心を抱くようになりました。その後インドに留学した際に出会った朝日新聞社の方が自身の仕事に対して楽しそうに話している姿をみて惹かれました」と、朝日新聞社の記者になった経緯をお話ししました。
その後は、学生からの質問に答える形で講義が進みました。現在は、育児・研究・仕事と3足のわらじで忙しい日々を過ごす山田さん。学生から仕事とプライベートの両立の難しさについて問われると「両立という定義は人によって違います。まわりのこうあるべきという価値観に惑わされず、自分にとって何を優先するのか、決断していくことが大事になってきます」と自身の経験を踏まえ、説明しました。また、就職活動を終えた学生から残り少ない学生生活の過ごし方について聞かれると「社会人になると、まとまった時間を確保することが難しくなります。海外へ行ってみるなど、何か月単位でできることを思い切って挑戦してほしい」とメッセージを送りました。

※キャリア教育共創プログラム
産学共創によるキャリア教育(人材育成)の実践策として、中部経済連合会と連携し、企業から大学の講義へ講師派遣等を行うプログラム