1~2年生を対象とした「Chukyo Career School」と、3年生・修士1年生を対象とした「業界研究セミナー(4年生内定者編)」が開催されました。
「Chukyo Career School」では、株式会社マイナビから講師をお招きした特別講演が実施されました。採用の最前線にいる講師から、VUCA(変動・不確実・複雑・曖昧)時代におけるキャリアの考え方を解説いただきました。

AI技術の進化や世界情勢の変化を踏まえ、「自分の軸(Will)」を持つことの重要性に理解を深めたあと、「WILL・CAN・MUST」のフレームを用いた自己分析ワークを行い、学生たちは"なぜそう思うのか"を掘り下げながら、自身の志向や価値観を言語化しました。

ワークショップ形式も取り入れつつ講座は進み、学生たちは就職活動で大きなカギとなる自己分析の一歩を踏み出していました。

キャリアについて参加者同士、インタビュー形式で話し合う時間も

最新のキャリアについて語る株式会社マイナビの講師
「自分の軸を持つことの重要性に1~2年生という早い時期から考えた今日の経験は、今後必ずキャリア形成に役立ちます」という講師のコメントに、参加者は手ごたえを感じている様子でした。
3年生・修士1年生を対象とした「業界研究セミナー(4年生内定者編)」では、キャリア支援課豊田オフィスの近藤主任が講師を務めました。「就活が倍速で進むかも!?講座」と題された講座では、求人票の見方のコツや就職四季報の活用について、講義を行いました。

採用人数や離職率、平均勤続年数、給与体系などの数値を"行き来しながら読む"ことの重要性を解説。特に募集人数と従業員数の比率から離職率を推測する方法や、固定残業代制度・週休制度など、見落としがちな項目の読み解き方が紹介され、就職活動を目前に控えた学生たちは熱心に聞き入っていました。

実践的な知識を解説するキャリア支援課豊田オフィスの近藤主任
さらに、『就職四季報』の活用法としては、選考情報や年齢別賃金、記者の評価などの客観的データを比較することで、企業の将来性や自分との適性を見極める手法を学びました。学生たちは、企業の魅力を事実から読み取る姿勢の大切さを実感している様子でした。

その後、各業界を代表する企業に内定した4年生と、ブース形式での相談会が行われました。同じ大学の、しかも就職活動を終えたばかりの先輩ということで、学生からは「リラックスした雰囲気で質問しやすい」「先輩からしか聞けない率直な意見が聞けてとても参考になった」といった声が聞かれ、相談される側の内定者も「後輩の役に立ててうれしい」と笑顔で語っていました。
