スポーツ科学部/重松良祐教授 微助っ人(びすけっと)教室を実施

 スポーツ科学部の重松良祐教授は10月15日、豊田市と連携し、微助っ人(びすけっと)教室※1を実施しました。

 本事業は、豊田市ヘルスサポートリーダー※2を対象としたスキルアップ研修として、運動機能について学べる機会が限られている現状を踏まえ、介護予防や生活習慣病の予防など、地域の健康づくりに役立てる内容を学んでもらうことを目的としています。合計8回のプログラムで、計40人のヘルスサポートリーダーが参加しています。


 本研修では、これらの活動に必要な運動機能の基礎知識やサポートのポイントを実践的に学び、地域の健康づくりに生かすことを目指しています。

IMG_8015.JPGIMG_8031.JPG

 本連携は、教室での学びをより広く市民へ届けるべく、今年度から本格的に開始したものです。受講者は、豊田市健康づくり協議会(会員数232名)の中から、全8回のプログラムに継続して参加可能な方を対象に募集しました。この日の教室では、重松良祐ゼミの学生や中村和照ゼミの学生がスタッフとしてともに運動体験をするなどして協力しました。

 今後、受講者が各地区で実践する取り組みの場を増やし、質を高めていくことで、本学の知見を地域に還元するとともに、より効果的な健康づくりのモデル構築に取り組んでまいります。

IMG_8034.JPGIMG_8011.JPG

参加者の声 

 女性、ヘルスサポートリーダー歴:4年目

 微助っ人教室では、様々な先生方に講義をしてもらい、身体の構造などの学術的な学びから指導法などの実践的な学びを得られることが面白い。大学という場所でやるからこそ、学びに行くという気持ちが強い。自身の地区にて活動の場を広げるとともに、市内のヘルスサポートリーダーの仲間を増やしていきたい。

 ※1微助っ人(びすけっと)教室には、たとえ微か(かすか)な力であっても人の役に立ちたいという思いと、それがわずかな助けであっても、誰かの支えになれたらという願いが込められています。

 ※2ヘルスサポートリーダーとは、地域の健康づくりを応援するボランティアであり、生活習慣病予防の普及啓発、健康チェック、高齢者の介護予防活動などを通じて、健康づくりを広げる活動を行っています。

2025/11/05

  • 記事を共有