総合政策学部「地域金融論」名古屋銀行頭取による講演

総合政策学部開講科目「地域金融論(2~4年次対象)」において9月29日、株式会社名古屋銀行取締役頭取藤原一朗様を招き地域銀行の役割について講義を行いました。同科目は、金融機関が地域の中でどのように機能し、必要不可欠な組織となっているかを理解することを目的としています。名古屋銀行の岡智明氏が講師を務めており、300人を超える学生が聴講しました。本学と名古屋銀行は、2024年9月に包括連携協定を締結。この取り組みの一環として今回、藤原頭取による講義が行われました。
藤原頭取は、地方銀行の役割について説明した後、名古屋銀行の歩みを紹介。伊勢湾台風で東海エリアが大きなダメージを受けた際に、無通帳・無印鑑で当面の資金を払い出すなど「困ったひとに手を差し伸べた対応」で地域に評価されたエピソードを紹介しました。

授業の様子
さらに藤原頭取は、名古屋銀行は旧来型の銀行業から「未来創造業」へ進化することを宣言していることを紹介。お客様と一緒になって、会社の発展・個人の幸せに繋がる未来を創ることが銀行の役割だと力を込めました。
最後に学生に対し、「人生いろいろ、すべて無駄なものはありません。遠回りだなと思ったことも、それがいつか自分の力になります。積極的にチャレンジして、充実した学生生活を過ごしてください」とメッセージを送りました。
学生にメッセージを送る株式会社名古屋銀行藤原一朗取締役頭取

藤原取締役頭取の講演を聞く学生たち