経営学部/齊藤毅ゼミ フォーバル社と連携しながらエボリューション社への“学生コンサルティング”を実施

 経営学部齊藤毅ゼミの学生チーム(堀場樹さん、河村柚佳さん、松沢梓羽さん、山本菜々葉さん、黒川洸季さん)は、株式会社フォーバルの協力の下、学生ならではの視点を活かしたコンサルティング活動に取り組んでいます。フォーバル社は、中小企業約4万7千社を顧客に持つコンサルティング企業であり、グリーントランスフォーメーション(GX)とデジタルトランスフォーメーション(DX)を掛け合わせたGDXによる地方創生に力を入れています。

 今回、コンサルティングを行った企業は、株式会社エボリューションです。エボリューション社は、伊勢志摩地域にて警部・交通誘導事業や客室清掃事業などを展開している中小企業です。学生チームは、同社が抱える人材採用に関する課題を解決するために、8月からヒアリング調査や打合せを何度も重ね、採用フローの改善やSNSを通じた広報活動などに従事しています。10月5日には伊勢市を訪問し、宿泊施設や駐車場での業務を視察するとともに、広報用の動画・写真撮影に取り組みました。

 学生チームによる今後の取り組みとして、世の中に"学生コンサルティング"を普及させることを目的とした中小企業と大学生のマッチングビジネスを新たに企画し、大学間ビジネスプランコンテスト(キャンパスベンチャーグランプリ)に応募する予定です。

代表者コメント<経営学部3年 堀場樹さん>

 今回のプロジェクトでは、実際の企業が抱える採用課題に対して、学生としてどのように貢献できるのかを考え抜く貴重な機会となりました。現場を直接見て、社員の方々や地域の方々とお話しする中で、課題の背景にある"人の想い"を感じ取りながら、机上の学びを超えた、実践的な気づきを得ることができました。フォーバルの皆さまには、学生の挑戦を後押ししてくださり、ビジネスの現場で必要な視点を多く学ばせていただきました。また、エボリューションの山﨑社長から伺った「伊勢に貢献したい」という想いや、「大学生など若者の意見を聞く機会はあまりないので、貴重な場になっている」という言葉が特に印象に残っています。その真摯な姿勢に触れ、私たちも地域や企業に寄り添う提案の在り方を深く考えるきっかけとなりました。この経験を通して、企業と学生が協働する意義を改めて感じるとともに、今後も学びを活かして地域や社会に貢献できるよう努めていきたいと思います。

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関連サイト

 ・株式会社エボリューション

 ・株式会社フォーバル

2025/10/21

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