経営学部/虫鹿光晟さん アイデアピッチコンテストで準優勝

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 愛知県主催のアイデアピッチコンテスト「Aich-China Innovation Program」が今年7月から9月にかけて開催され、虫鹿光晟さん(経営学部3年)が準優勝を果たしました。このプログラムは、県内大学の学生と中国の浙江大学・上海交通大学の学生が交流しながら、社会課題の解決につながる革新的なアイデアの発掘や、グローバルに活躍できる起業家を目指すアントレプレナー教育を目的としたイベントです。

プログラムの概要

 このプログラムは2段階で実施されました。まず7月15日にアントレプレナー教育セミナーが開催され、日中の経済情勢や最先端技術などの基礎知識を学び、チーム編成が行われました。その後、9月3日のアイデアソン※1までに5回のチーム内ミーティングやメンターとの打合せを重ね、ビジネスアイデアのブラッシュアップを行いました。
 9月3日から5日には、浙江大学と上海交通大学の学生と交流しながら、3日間のアイデアソンが実施されました。最終日にはプレゼンテーションを行い、日本側のチームは中国の審査員が、中国側のチームは日本の審査員が評価し、それぞれの優勝チームと入賞チームが決定されました。

 ※1・・・アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、特定のテーマについて短時間で集中的にアイデアを出し合うワークショップ形式のイベント

受賞したアイデア「妊婦向けデカフェ茶サービス MaMa茶」

 虫鹿さんのチームは、妊婦向けデカフェ茶サービス 「MaMa茶」を提案しました。妊娠期に多くの女性がカフェイン摂取を制限され、「日常のひととき」を失う事が多いという課題に着目。名古屋大学発ベンチャーの超臨界CO₂抽出技術を活用し、安全で高品質なデカフェ茶を提供するサービスです。さらに、妊婦の気分や体調に合わせたパーソナライズ提案サービスを組み合わせることで、心身のサポートを実現するという内容のサービスとなっています。

 審査員からは「妊婦という特定ニーズに絞ったことによる課題の明確性」「チームワークの高さ」「日中共通のお茶文化に着目した点」が高く評価され、社会課題解決性(母子の健康支援)、技術と市場性の両立が優れているとして、準優勝を獲得しました。

MaMa茶 サービス画面.jpg

虫鹿さんの感想

 自チーム内にも中国人留学生がおり、日中に共通の文化や考え方の違いを学びながら新規事業を作り上げることができました。限られた時間で事業化シナリオを描く実践的経験を積むことができ、大変貴重な機会となりました。

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2025/10/21

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