文学部/小早川道子ゼミ お月見どろぼうイベントを実施
文学部歴史文化学科・小早川道子ゼミ(民俗学)の3年生は10月4日、日進市旧市川家住宅で行われた「お月見どろぼうイベント」に参加し、子ども向けの手作り遊び体験会を実施しました。
小早川ゼミでは、昔から伝承されてきた風習が、地域社会でどのような役割を持っているか、といったことを中心に学んでいます。例年、旧暦8月15日の中秋の名月にあわせて、日進市と協同して「お月見どろぼうイベント」を実施しており、今年は折り紙・ぶんぶんごま作り・割り箸鉄砲の射的・お菓子釣りを企画しました。
特に大人気だった射的では、急遽ゼミ生の機転で「マイ鉄砲作り講習」も開催。ゼミ生からは「マイ鉄砲で、家でも遊んでもらえたらいいな」「来年はちゃんとパーツを準備しておいて、鉄砲作りからやるといいのでは」という声も上がりました。
保護者の方々からは「家にある高いおもちゃよりも楽しそう」などと言っていただき、また保護者の方同士の交流の場にもなっていました。
イベント開始の午後1時頃まではあいにくの雨模様でしたが、親子連れ140名以上の来場があり、用意した折り紙やお菓子釣りのお菓子が足りなくなるほどの大盛況でした。
この行事でゼミ生は、古民家の活用、昔ながらの手作りの遊びの伝承、地域住民の交流といった、さまざまな要素を体験的に学ぶことができました。
こうした経験を、今後の卒業研究や、その後の進路にも生かしていけたらと考えています。