チームメイトからの力強い応援をパワーに中京勢活躍!
―学生広報スタッフ「ライト」、インカレ水泳3日目に潜入―

 第101回日本学生選手権水泳競技大会競泳競技が9月4日から7日、東京都江東区の東京アクアティクスセンターで行われました。大会3日目となる9月6日、学生広報スタッフ「ライト」は現地に足を運び、選手たちを取材しました。

 「男子総合優勝・女子王座奪還」を目標に今大会に挑んでおり、2日目終了時点で男子は2位、女子は3位と、好位置についていました。この日行われた種目は、100m背泳ぎ、200m個人メドレー、400m自由形、4×100mメドレーリレー。各種目、本学の選手たちも出場しました。

 午前に行われた各種目の予選から会場は熱気に包まれており、白熱したレースと、それぞれの仲間たちの大きな応援を目にすることができました。

 その中で、男子100m背泳ぎでは、予選時に同着だった本学の吉田修一朗選手(スポーツ科学部3年)と、山梨学院大の高木理夢選手が、残り1枠のA決勝進出をかけてスイムオフを行いました。50m時点では劣勢だった吉田選手でしたが、後半に一気に追い上げて見事A決勝進出を決め、中京の応援席は非常に盛り上がっていました。

 メドレーリレーでは、まず女子が予選最終組に登場し、第1泳者から抜け出して他校に譲らないまま1着でフィニッシュ。全体4位でA決勝に駒をすすめました。男子も第3組で登場し、組2着、全体6位で同じくA決勝に進出しました。

 2時間ほど間が空き、夕方から、予選タイムの上位20人による各個人種目A決勝・B決勝、上位16チームによるメドレーリレーのA決勝・B決勝が行われました。会場のボルテージは予選よりもさらに上がり、熱狂的な雰囲気になります。中京大学ゾーンも、選手、指導者一丸となって、決勝仕様の装いになっていたり、自作の横断幕などを掲げたりしながらひときわ熱い応援が繰り広げられていました。

 中京勢で1番初めに登場したのは、今夏、世界水泳にも出場した実力者、西小野皓大選手(スポーツ科学部4年)。大会1日目の200m背泳ぎでは2位という結果をおさめています。この日の100mではA決勝への進出はなりませんでしたが、連日のレースの疲れを感じさせない堂々とした泳ぎで、B決勝内1着でフィニッシュしました。

 この勢いのまま女子100m背泳ぎでは、ベストタイムを更新しての予選1位通過、宮城歩優選手(スポーツ科学部3年)、4位通過の竹葉智子選手(スポーツ科学部4年)がA決勝に登場。100mという短期決戦で、竹葉選手は3位、宮城選手は5位に入賞しました。竹葉選手は、表彰式での笑顔も非常に印象的でした。

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 (手前:竹葉選手 奥:宮城選手)

 男子400m自由形A決勝には、昨年2位、今年は優勝を狙う山本大地選手(スポーツ科学部2年)と、予選3位通過、ラストインカレの表彰台を狙う辻大輝選手(スポーツ科学部4年)が登場。予選同様、東洋大の西川我咲選手との熾烈なレースに、応援席もより一層沸きあがり、声援が会場いっぱいに響き渡っていました。山本選手は2位、辻選手はベストを更新しての3位で、W表彰台を果たしました。

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 (左から山本選手、西川選手(東洋大)、辻選手)

 そして4×100mメドレーリレー。団体で戦う競技ということもあり、応援席からの応援だけでなく、リレーメンバーがお互いに声を掛け合っている様子も印象的でした。個人種目での決勝レースを終えた直後にリレーに参加する選手もいる中、A決勝で女子は6位、男子は7位をおさめました。

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 (女子4×100mリレー 左から宮城選手、石渡選手、太田選手、藤本選手)

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 (リレー時全力で応援を繰り広げる仲間たち)

 観戦を通して、中京勢の活躍はもちろん、強みでもある「応援」の姿も直接目にすることができ、印象的なシーンがいくつもありました。インカレにおいての総合成績は、男女ともに3位となりました。水泳部は9月29日から新体制で始動しており、今後のさらなる活躍が期待されます。

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 【詳しい結果はこちら!】

取材 学生広報スタッフ「ライト」

  •  文:河澄祥歩(文学部3年)
  • 写真:大石和佳奈(経営学部4年)

2025/10/14

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