国際学部/巽一樹ゼミ 兵庫県神河町を訪問
国際学部巽一樹ゼミは9月8日から11日にかけて、ゼミ合宿(3泊4日)で兵庫県神崎郡神河町へ訪問しました。神河町は兵庫県の真ん中にあるハートのような形をした町で、観光戦略を核に、移住促進を進めている自治体です。本合宿では、現場で経済政策立案に携わっている方々に講話をいただき、神河町の観光スポットを見学しました。巽ゼミでは、普段は教科書を使ってマクロ経済学の理論について学んでいますが、本合宿では、経済政策の効果についてより実感を持って触れることができ、学びを深めることができました。
合宿初日(9月8日)は、総務省地域力創造アドバイザー・萩原幸亮先生より講話をいただきました。萩原先生は、旅行業、アウトドアアクティビティ開発事業、総務省事業『地域おこし協力隊』事業などに携わってきました。兵庫県神河町、北海道沼田町など30以上の自治体で観光推進による移住促進に関する事業を行っており、それらの成果についてお話をいただきました。
合宿2日目(9月9日)は、神河町役場へ伺い、ひと・まち・みらい課長・石橋啓明さまより講話をいただきました。神河町が抱えている人口減少に関する課題及び移住促進に関する達成状況について紹介をいただきました。学生の質問にも丁寧に回答をいただき、学生にとってこれまで関わりのなかった神河町について知ることができる機会となりました。
合宿2日目の夜は、ゼミ生一同で、萩原先生、かみかわ移住定住サポートセンター・山下裕太さま及び神河町地域おこし協力隊・江尚恩さまを囲んで交流会を行いました。山下さまは神河町への移住に関する相談対応に携わっておられます。江さまは、台湾出身の方で、神河町で国際交流の推進に取り組んでおられます。学生にとっても関心のある話題が多く議論され、地域で活躍する方とお話をする機会となり、貴重な経験になりました。
合宿3日目(9月10日)及び最終日(9月11日)は、「砥峰高原」「松か井の水」「生野銀山」といった観光スポットへ伺いました。萩原先生、江さまも同行され、より交流を深めることができました。「砥峰高原」は、ススキの草原が広がる高原です。映画のロケ地としても有名で、記念の看板が設置されています。とても広大な高原で、坂が激しいところもありましたが、ゼミ生全員で展望台まで登りました。
「松か井の水」は名水にも指定されている湧き水です。料理や飲用に、湧き水を汲みに来られる方も多くおられます。合宿前から、期待していた学生も多く、ペットボトルに汲んで持ち帰りました。
「生野銀山」は、かつて銀の採掘が行われていた坑道の見学ができる史跡です。坑道の中は、夏でも涼しく、学生にとっても歴史的な遺産に触れられる機会となりました。資料館も併設されており、大変興味深く見学している学生もいました。
以上の通り、ゼミ生一同多くの学びを得られる機会となりました。ゼミ合宿で得た知識を秋学期の研究活動へ役立てていきたいと思います。最後になりましたが、合宿実施にあたり、萩原幸亮先生、石橋啓明課長、山下裕太さま並びに江尚恩さま多大なご協力をいただきました。心よりお礼を申し上げます。