昭和消防署によるはしご車訓練を実施
昭和消防署によるはしご車訓練が9月4日、名古屋キャンパスで実施されました。この訓練は、消防士の救助技術向上と、学内で火災が発生した際にはしご車での救出が可能であるかを確認することを目的としており、当日は中京大学及び南山大学の学生消防団の学生たちが、要救助者役として参加しました。
訓練では、消防士たちがはしご車を使い、1号館7階の避難バルコニーからの救助活動を実演。実際の火災現場を想定したシミュレーションが行われ、学生たちはその迫力と緊張感を体感しました。要救助者役を務めた学生は「高いところが苦手でしたが、消防士から『怖かったらしゃがんでいいからね』などと積極的に声をかけもらったので、安心することができました」と、感想を述べました。
はしご車訓練の様子
はしご車訓練終了後は、消防士と学生消防団の意見交換会がセンタービル2階の学食「CHUKYO Terrace」で開催されました。意見交換会では、学生消防団が要救助者目線の感想を消防士に伝えたり、消防士採用試験や消防学校での生活、消防署の雰囲気などを質問したり、活発にやり取りが行われました。仕事のやりがいについて問われた際、消防士は「辛いことや体力的に苦しいこともありますが、市民の方々から『ありがとうございます』などの感謝の言葉をいただくことも多く、それがやりがいに繋がっています」と笑顔で受け答えしていました。意見交換会終了後も、個別で質問する学生の様子もあり、参加した学生たちにとっても、貴重な機会となりました。
意見交換会の様子