名古屋市科学館との連携講座
「光で奏でるメロディー -プログラミングをやってみよう-」を開催しました
中京大学人工知能高等研究所は8月30日、名古屋市科学館にて連携講座「光で奏でるメロディー -プログラミングをやってみよう-」を開催しました。
2013年から続く同講座は、昨年は台風の影響で中止となりましたが、今年は無事開催することができ、15組の参加者が来場しました。
真剣に話を聞く参加者たち
『最高の科学技術を子どもたちに』をテーマに、小学生とそのご家族が教育向けマイコン「micro:bit」を使用した楽器作成に挑戦しました。
冒頭では、機械システム工学科の青木教授がプログラミングを学ぶ楽しさやAIの歴史などを伝え、その後、工学研究科の中貴俊准教授が、普段の研究内容や身近にあるコンピューターの種類、プログラミングを学ぶ大切さなどをお話ししました。
その後は、スライドと手元の資料を見ながら、実際にパソコンの専用アプリで指令を入れていきます。「変数」や「不等号」といった数学的知識も学びながら、学生たちと一緒にひとつひとつの項目を入力していきました。
難しい部分は教員や学生がサポート
後半では、いよいよパソコンとマイコンを接続して、実際の命令がどのように動くかを確かめました。ライトを使って光り方を細やかに調整するなど、それぞれが工夫してプログラミングに取り組みました。
音を鳴らしてみるシーンでは、童謡や耳馴染みのあるメロディに笑いが起こるなど、わきあいあいとした雰囲気のなかで講座を楽しんでいました。
学生のサポートを受けながらプログラミングを行う参加者
参加した小学生からは「自分の好きな曲を鳴らしたのが面白かった」「初めてのプログラミング体験だったけど、とても楽しかった」といった感想や、ご家族からは「普段からいろいろな講座に参加しているが、今回も良い学びにつながった」「学生さんたちが丁寧にサポートしてくれてありがたかった」といった意見をいただきました。
学生たちは「自分の意見を押し付けず、子どもたちに寄り添えるように工夫した」という振り返りや、「すごく良い経験になったので、来年も参加したい」など、運営する側の学生たちにとっても次回への期待が膨らむ講座となりました。