総合政策学部・桑原ゼミ、法学部・京ゼミ 愛知・三重・静岡・京都の10大学13ゼミで合同ゼミを実施

 総合政策学部・桑原ゼミ(桑原英明教授)と法学部・京ゼミ(京俊介教授)は、7月5日、名城大学天白キャンパスにて、10大学13ゼミの計164人で合同ゼミを行いました。参加大学・ゼミは、愛知大学法学部・加藤ゼミ、愛知学院大学総合政策学部・中村ゼミ、同法学部・林ゼミ、静岡大学人文社会科学部・山田ゼミ、椙山女学園大学現代マネジメント学部・高ゼミ、同志社大学政策学部・入江ゼミ、名古屋大学法学部・荒見ゼミ、浜松学院大学地域共創学部・伊藤ゼミ、三重大学人文学部・須川ゼミ、名城大学都市情報学部・川島ゼミ、同法学部・髙松ゼミでした。

 この合同ゼミは2013年から始まり、コロナ禍のため中止となってしまった2020年を除いて今年で12回目。元々は愛知県内の大学の行政学系のゼミの参加により行われていましたが、静岡県・京都府・三重県と広範囲にわたる地域の大学の学生が参加する催しとなり、今年度は過去最多を更新する参加ゼミ数と学生数となりました。

 毎年、共通のテーマが設定されますが、今年のテーマは「人口減少社会と向き合う」。日本においてもはや避けようのない人口減少という問題に対して、政府や民間団体はどのような創意工夫や試行錯誤を重ねているのかを把握し、多角的な視点から分析することを目指しました。参加する各班はこのテーマに関する5冊の新書から1つを課題として選択。各ゼミが課題ごとにいくつかの班に分かれて、異なるゼミから3つの班が集まり1チームを組みました。午前から行われた分科会でチームごとに意見をまとめ、午後、3つのグループに分かれて予選の発表会を行い、その後予選を勝ち抜いた3チームが決勝で発表を行いました。教員と学生による投票により、最優秀報告チームが選ばれました。

法学部3年・島津晴希さんの感想

 今回の合同ゼミでは、普段のゼミ活動を通じて身についている力が実感できただけでなく、この機会でなければできない反省を多く得ることができました。

 私は、普段のゼミ活動を通じて毎回必ず質問・発言をする癖がついていたため、多くの学生がいる中でも物怖じせず何度も質問・発言することができ、他大学の先生にも褒めていただけました。これは、ゼミに入る前の自分には決してできなかったことだと思います。

 合同ゼミで得た反省は、事前準備と発表方法に関することです。

 この合同ゼミを通じて、事前準備を徹底する大切さを知りました。当日3つの班で意見を交換して発表準備をする際に,時間が足りなくなってしまいました。当日までに連絡を取り合ったり、もっと提言を深堀りしておけばよかったと反省しました。

 また、私たちの発表は、台本をずっと見てしまったせいもあって、話し方の抑揚もあまりなく、退屈なものになってしまったように思います。他の班の発表には、強調の仕方が上手いものや、聴衆の目を見て話す人もいて、参考になりました。

 合同ゼミでは、私に足りないものが多く見つかり、詰めの甘さを痛感しました。今回得た反省を今後のゼミ活動での発表に活かし、また一歩前進したいと思います。

総合政策学部3年・岡田帆夏さんの感想

 今回の合同ゼミでは、他大学との意見交換を通して、充実した政策提案をすることができました。グループワークでは大学ごとに多種多様な意見が挙がり、ひとつの提案にまとめることに苦労しました。政策をより具体的に、現実的に考えたことで、グループ発表ではレベルの高い質問にも落ち着いて答えることができました。それぞれの強みを活かした発表を行うことができましたと考えています。このことが全体優勝につながったと考えます。この合同ゼミを通して、各班の政策の発想力や発表の構成力から学ぶことが多くありました。また、自分の意見をもちながらも柔軟に他者と調整する力を養うことができました。この経験や学びを今後のゼミ活動で生かし、自分自身の強みにしていきたいです。




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集合写真

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島津晴希さん

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岡田帆夏さんの班

2025/08/07

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