2022年度入学式 3,528人が中京大学での新たな一歩を踏み出す
中京大学の2022年度入学式が4月5日、日本特殊陶業市民会館(フォレストホール)で行われました。学部生3,444人、大学院生84人の合計3,528人が新たなスタートを迎えました。昨年度同様、対面での開催となった入学式は、混雑緩和のため三部制で実施され、学生は指定された席に間隔を空けて着席。さらに、保証人の方を対象に別ホールでライブ配信をするなど、感染症対策を徹底して行われました。
梅村清英学長は、式辞で緊迫するウクライナ情勢にふれ、「本学のすべての学生や教職員が、人種や国籍に関わらず、自由に、かつ安心して学業や研究に励んでいけるよう、中京大学は今後も学術とスポーツを通じて、平和な国際社会の実現に向けて貢献していきたい」と力強く語りました。また、「中京大学は『自ら考え、行動することのできるしなやかな知識人』の育成を目指しています。私たちの身近にそれを体現してくれた先輩たちがいます。それは北京冬季五輪に出場した本学の在学生や卒業生です」と述べ、「スポーツであれ学業であれ、意欲を持って主体的に挑戦する皆さんを全力で応援します」とこれからの学生生活を激励しました。
式辞をうけ、各部では入学生の代表が宣誓。3人とも、大学生活への期待はもちろん、新型コロナウイルス流行という困難な状況下での高校生活や、今日この入学式を迎えられたことなど、自分たちを支えてくれた人々への感謝を述べました。
式典終了後、スポーツ科学部に入学した、フィギュアスケートの鍵山優真選手が報道陣の取材に応じました。2月に開催された北京冬季五輪・フィギュアスケート男子シングルで銀メダルを獲得したばかりの鍵山選手の入学とあって、多くの報道陣が集まり、注目度の高さがうかがえました。
鍵山選手は、「フィギュアスケートを究めるための環境が素晴らしく、中京大学しかないと感じました」と、数ある大学のなかでも進学先として本学を選んだ理由を語り、「北京冬季五輪で滑ったときも、『自分はもっと良い演技ができる』と伸びしろを感じました。中京大学の恵まれた環境で練習し、次の五輪では一番良い色のメダルを目指したいです」と笑顔で意気込みを語りました。
取材を受ける鍵山選手 |
-各部での学生代表宣誓- ※一部抜粋
第一部代表・石黒アシャンティさん(国際学部)
不安定な国際情勢、自然災害、パンデミックなどの問題が山積する今、大学生活を迎えるにあたって、中京大学の校訓である「真剣味」の精神に立つ必要があると思います。「真剣味」とは、何か目標を立て、それに向かって努力する精神だということだと、私は解釈致しました。この未曽有の状況下での新生活には不安なこともあるでしょう。しかし、私たちには無限の可能性があります。自分たちの無限の可能性を信じ、目標を立て、真剣に取り組むことで、自身の力を向上させ、社会の多様な課題を解決するための力を養うことができると、私は確信しています。
第二部代表・文元啓太さん(経済学部)
私たちは、受験勉強と入学試験という試練を乗り越え、中京大学で学ぶ機会を得ました。合格通知を手にした時の喜びは忘れられません。高校までは与えられて学ぶ、教育を受けるものとしての生徒でした。自分の意志と責任の下で歩んでいく大学生となることに不安もあり緊張していますが、新しい生活への期待が大きく膨らんでいます。中京大学の建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」は、知識を学ぶだけでなく、心と体も鍛え社会に役立つ思考力・決断力・実行力に優れた人になることだと思います。まさに今のような状況でも、生き抜く力を得ることだと思います。
第三部代表・小林禪心さん(スポーツ科学部)
私たちの高校生活は約2年間新型コロナウイルスの影響を受けました。私が所属していた野球部でも、チーム全体で活動することが難しい時期がありました。私は一人の時間が増えたため、今自分には何が必要で目標を達成するためにはどうしたらいいか、と自分を見つめなおしました。そこで私は自ら主体的に考えることの重要さを感じました。主体的に考えることは大学生活で最も重要なことだと思います。新たな環境により不安に思うこともあります。しかし、周囲の仲間とともに学び、協力し、また時には競い合うことでお互いを認め、高めあっていきます。その経験はこれから新しい時代を築いていく私たちにとって大きな支えになると信じています。
ライブ配信のアーカイブは、以下のURLからご覧いただけます。
■第一部:https://youtu.be/CUIVEyAU7NQ