中京大学が2季ぶり42回目の優勝 愛知大学野球秋季リーグ戦

 愛知大学野球秋季リーグ戦は、中京大学の2季ぶり42回目の優勝で幕を閉じ、10月21日に名古屋市のパロマ瑞穂野球場で閉会式が行われました。コロナ禍の中での今季1部リーグは、7チームで2回戦総当たり、延長戦は無しで実施されました。サッカーと同様のポイント制を採用し、勝利には3点、引き分けは1点、敗北0点のポイント数の合計で順位を競いました。
 リーグ戦中盤、首位に立った中京大は、16、17日の最終週では、優勝の可能性を残していた愛知学院大と対戦し、2試合とも快勝。通算成績は10勝1敗1分けで31点を獲得し、2位の中部大に4点差をつけての優勝でした。
 秋季のリーグ優勝は2019年から3年連続です。30、31日に名古屋市のパロマ瑞穂野球場で行われる愛知・東海・北陸リーグ王座決定戦で、第52回明治神宮大会(11月20-25日)への出場を目指します。

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優勝を決め歓喜に沸く選手たち

 閉会式では、中京大に優勝旗が授与された後、個人賞の発表が行われ、注目の最優秀選手賞(MVP)には澤井廉選手(スポーツ科学部3年)が輝きました。
 澤井選手は、第3週の愛知工大との初戦、0-0で迎えた九回裏にサヨナラ本塁打、さらに続く第4週の中部大2回戦では2-2の九回裏、サヨナラ2ランを放ちました。中京大は開幕週に東海学園大に不戦勝で連勝した後、第2週は名城大に1敗1分けと苦戦していたところだけに、澤井選手の2本のサヨナラ本塁打が飛躍の大きなきっかけとなりました。そして第3週以降は8連勝で優勝に突き進みました。

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澤井選手の豪快なバッティング

 
 

 また、最優秀防御率賞を三浦大輝投手(スポーツ科学部3年)が受賞しました。さらにベストナイン(指名打者含み10人)には4人が選出されました。投手部門は三浦投手が、澤井選手と小西敦也選手(スポーツ科学部4年)が外野手部門で、岡田光輝選手スポーツ科学部2年)が指名打者として表彰されました。
 そしてプロ野球の阪神タイガースから育成ドラフトの指名を受けた伊藤稜投手(スポーツ科学部4年)が特別賞を受賞しました。

2021/10/22

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