FDセミナー「レポート課題を軸に考える授業設計-剽窃を防ぎ、学生を思考にいざなうレポート課題の設計-」をオンラインで開催

 中京大学の教育質保証会議・教育推進センター共同主催の2021年度第1回FDセミナー「レポート課題を軸に考える授業設計-剽窃を防ぎ、学生を思考にいざなうレポート課題の設計-」が9月14日、教職員(非常勤講師含む)及び大学院生を対象にオンラインで実施され、124名が聴講しました。

 今回のセミナーは、大阪成蹊大学経営学部の成瀬尚志准教授を講師に迎え、今後継続が見込まれるオンライン授業を念頭に置きつつ、通常の対面授業にも共通するレポート課題の剽窃防止や学生の思考を促す方法などの課題について参加者と共に考えていくことを目的として開催されました。

 成瀬准教授は、参加者に対して行ったレポート課題に関する事前のアンケート結果を基に、レポート課題の目的や手段としての意義のほか、剽窃について、なぜ剽窃が行われるかという観点から学生が自分の言葉で作成できるレポートの作り方について具体例を示しながら説明し、参加者は熱心に聞き入っていました。

 また、今回のセミナーでは、チャットツールを活用し、随時双方向のコミュニケーションを取りながら進行しており、参加者は活発な意見交換や質疑応答を行っていました。

 そのほか、教員同士による情報交換や議論を目的として、2度のグループディスカッションが行われ、各グループによる意見発表も行われました。

 セミナー終了後の質疑応答においても多くの参加者が興味を持って疑問や意見のやり取りが行われました。

 セミナー後に行われた参加者アンケートでは、「セミナーに参加してよかったと思いますか」という質問に対し、9割以上が「思う」「やや思う」と回答。また、「今回の講演で、レポート課題を軸に考える授業設計についての理解が深まったと思いますか。」という質問に対しても9割以上が「思う」「やや思う」と回答をしており、好評を博しました。

2021/09/30

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