経営学部×ホットリンク 学生らが企業へ認知度向上の施策を提案

 経営学部の津村将章准教授が講義する学部固有科目「消費者行動論」で、6月23日と7月14日(計2回)、企業のSNSマーケティングを支援する株式会社ホットリンクと産学連携で合同授業を行った。

 初回の授業ではホットリンクのマーケティング部長である室谷良平さんから「SNS時代の消費者行動論と企業のマーケティングに求められる変化」をテーマにSNS拡散のメカニズムや購買行動につなげるためのSNS活用のポイント、企業への支援事例などを紹介する講義が行われた。また講義後に「1円も使わずにホットリンクの認知度を高めるためにはどうしたらいいか」という課題が出され、受講生約70人は最終講義に向けて企画を考えた。

 最終講義では事前に選ばれた18人の学生がそれぞれ考えた企画を発表した。
 ホットリンクの室谷さんが評価した企画を「大賞」、「準大賞」。学生投票によって1位となった企画を「観客賞」とし、「大賞」には加藤知葉さん(2年)、「準大賞」には小林勇飛さん(3年)、「観客賞」には高原咲希さん(3年)が選ばれた。

 大賞に選ばれた加藤さんは、SNSを活用していないクリエイターをターゲットに、ホットリンクのSNSノウハウを利用しクリエイターの知名度をあげ、その後はクリエイターにホットリンクの広告制作などをしてもらうことを提案。準大賞の小林さんは、主婦をターゲットに、SNS運用で稼ぐノウハウを提供し、主婦間の口コミによってホットリンクの認知度を上げる提案をした。観客賞の高原さんは、何か頑張りたいけど一歩踏み出せない一般人をターゲットに、頑張ったことを誰かに認めてもらうための方法として、ホットリンクのノウハウを活用する提案をした。

 室谷さんは、「お互いがWin Winの関係になる提案や人間関係を利用した提案、人の悩みに寄り添うような提案、どれも良い企画で、今後のマーケティング戦略の参考にさせていただきたいと思います」と話した。

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室谷さん 冒頭の挨拶

HPIMG_7361_発表の様子.jpg HPIMG_7422_(前列)室谷さん、(後列、左から)加藤さん、小林さん、高原さん.jpg

発表の様子

(前列)室谷さん、(後列、左から)加藤さん、小林さん、高原さん

2021/07/26

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