屋内120m走路 日本陸連公認施設として認定(日本で2施設目)

 本学豊田キャンパスに今年8月建設された120m直線の屋内陸上走路が11月28日、日本陸上競技連盟の審査を受け、公認施設として認定された。

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4レーン、ゴムチップウレタン製の屋内走路

 屋内の常設陸上施設としては、鹿児島県のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅に次いで、日本で2例目の日本陸連公認施設となった。今後、公式競技会の開催が可能となり、屋内日本記録として、100m、60m、50m、100mハードル、50mハードルなどが認定される。

 走路はゴムチップウレタン製で、コースは4レーン。フィニッシュライン(ゴール)には判定用カメラが設置されている。競技を行う際に必要な判定用スペース、観客用スペースなども備えている。

 屋内の120m走路は、雨天時やグラウンドコンディションの悪い時を中心に、スポーツ科学部の授業(実技科目)やクラブ活動で活用される。また、安定した環境の下で各種測定ができるため、研究への利用とその成果にも期待がかかる。

 屋内走路に隣接して、屋内の人工芝グラウンド(28m×18m)も新たに設置された。豊田キャンパスには、3年前に完成した体育館内に50m走路もあり、屋内走路が2施設、屋内グラウンドが1施設になったことで、学生たちの利便性が飛躍的に向上した。

 陸上競技部の青戸慎司副部長は「天候に左右されず、運動強度の高いスピード練習ができることは大きい。既存の陸連公認400mトラックと併用し、厚みのある練習メニューが組める」と話している。

2020/12/18

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