中京大OBプロボクサー 田中恒成選手が
 世界王座4階級制覇に挑戦     
  大みそかにスーパーフライ級タイトルマッチ

 経済学部OBのプロボクサー、田中恒成選手(畑中)=写真=が12月31日、4階級制覇を目指して、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級チャンピオン井岡一翔選手に挑戦する。井岡選手は現在、日本男子初の4階級制覇を達成しており、田中選手が勝利すれば無敗のまま、その記録に並ぶ。今年の日本プロボクシング界を締めくくるビッグマッチは、大みそかの午後6時から東京・大田区総合体育館で行われる。試合の模様はCBCテレビ(JNN系列)で実況中継される。

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(畑中ジム提供)

 田中選手は2014年4月に入学。その年の10月にプロ4戦目で東洋太平洋ミニマム級王座を獲得した。そして翌15年5月、WBO世界ミニマム級王座決定戦に勝ち、日本男子最速のプロ5戦目で世界チャンピオンとなった。初防衛に成功した後、王座を返上し、2階級制覇を目指すと宣言。さらに翌16年の大みそかにWBO世界ライトフライ級王座決定戦にTKO勝ちし、日本最速タイのプロ8戦目での2階級制覇を実現した。同王座を2度防衛し、今度は3階級制覇を目指して、また王座を返上。18年9月にWBO世界フライ級王者の木村翔選手を判定で下し、3階級制覇を成し遂げた。12戦目での達成は世界最速タイ記録だった。同級王座は昨年大みそかに3度目の防衛に成功し、今年1月末、4階級制覇のために返上。2月にWBOが井岡選手への挑戦を認めた。

 田中選手はこのタイトル戦を、自身のキャリアで最大の勝負と位置付けており、「練習も十分にできています。ぜひ試合を見てほしい」と自信をのぞかせている。田中選手の戦績は15戦15勝(9KO)。

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(畑中ジム提供)

2020/12/15

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