松本選手が男子200個人メドレーで3位入賞 競泳日本選手権

 競泳の第96回日本選手権大会が12月3-6日、東京アクアティクスセンターで開かれ、松本周也選手(スポーツ科2年)=写真左=が第3日に行われた男子200㍍個人メドレー1分58秒99で3位入賞を果たした。初日の400㍍個人メドレーは5位に入賞した。両種目ともに最初のバタフライはトップで泳ぎ、続く背泳ぎもトップ争いに加わったが、第3泳法の平泳ぎで順位をやや落とした。

 中京大勢で優勝したのは、相馬あい選手(ミキハウス、2019年度スポーツ科卒)=写真右=。最終日の女子100㍍バタフライ58秒47で日本一を手にした。また、先ごろ、ハンガリー・ブダペストで行われた国際水泳リーグ(ISL)で活躍した川本武史選手(トヨタ自動車、2017年度スポーツ科卒)は男子百㍍バタフライ51秒83で3位に止まった。

 4月の日本選手権がコロナ禍で延期されて行われた今大会は東京五輪の会場を使用、各選手にとって来年4月に開かれる五輪選考会を兼ねた第97回日本選手権への貴重な体験の場となった。

 佐々木祐一郎水泳部監督、高橋繁浩部長に課題について聞くと、松本選手については「平泳ぎの強化」に尽きるようだ。来年への期待も高まっている。相馬選手はあと少しタイムを縮めたい。57秒台前半へのチャレンジだ。そして川本選手。決勝の後半の泳ぎは素晴らしかった。「ただ、持ち味の前半のスピードを生かしたうえで最後を粘ってほしい」と口をそろえた。今回のレースでは前半50㍍を24秒28で入った。自慢のスピードを生かして23秒台で入り、最後まで粘り切る力をつけようという意味に聞こえた。

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2020/12/09

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