ショートトラック小池選手が女子総合優勝 全日本選抜選手権

 ショートトラックスピードスケートの第44回全日本選抜選手権大会が11月28、29の両日、福島県郡山市の磐梯熱海アイスアリーナで開かれ、小池佑奈選手(スポーツ科4、岡谷南)が女子総合優勝を果たした。女子競技には48選手が参加、初日に1500㍍と500㍍、第2日に1000㍍と3000㍍スーパーファイナルが行われた。スーパーファイナルに出場できるのは、500、1000、1500㍍の3距離種目の獲得ポイント上位8位選手(8位タイも)で、3000㍍の得点も加え、総合順位を決める。

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500㍍の小池選手 1500㍍で先頭を行く小池選手

 小池選手は初日の1500㍍準々決勝、準決勝、決勝と500㍍の予備予選から決勝までの5レースの計8レースをすべて1位で滑り切り、オールラウンダーの強みを発揮した。第2日はさすがに全レース1位ではなかったが、1000㍍、3000㍍ファイナル決勝はともに3位で、危なげなく総合優勝を決めた。

 同大会にはすでにワールドカップ代表などを決めているトップ選手は不在だったが、会場で小池選手のレースぶりを追った林田健二スケート部監督は、「10月初めの全日本距離別選手権の時に比べ、全体的に調子が上がっている。レースでの位置取りも良かった。来年1月の全日本選手権が楽しみ」と話していた。

2020/12/02

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