工学部・長谷川明生教授らの研究グループ 文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)を受賞

 工学部の長谷川明生教授は、文部科学省が4月7日に発表した「令和2年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰」で「高等教育機関のための情報セキュリティ規程と教材の普及啓発」の業績により、曽根秀昭・東北大学教授、金谷吉成・東北大学特任准教授、上田浩・法政大学教授、小川賢・神戸学院大学教授らとともに「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞した。

 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的として行われており、そのうち理解増進部門は「青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者が対象」とされている。

 長谷川教授らの研究グループは、大学等の高等教育機関が情報セキュリティ対策を検討する際に具体的な参考事例として役立てられるよう、高等教育機関に適した標準的で活用可能な情報セキュリティ規程を策定するとともにセキュリティ教育のための教材を開発し、現在も改良を続けている。

 各大学等にサンプル規程集を提供することで情報セキュリティ規程等の策定を支援し、また、教材により大学等の職員や学生に対する情報セキュリティ教育が進むなど、情報セキュリティ水準の維持・向上に寄与している。

 ◆詳細はこちら(プレスリリース)

 ◆長谷川明生教授のプロフィール

 ◆国立情報学研究所からのニュースリリース

2020/04/07

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