スポーツ科学部1年の大池悠斗さんに学長賞 合宿免許取得中に人命救助

 スポーツ科学部1年の大池悠斗さんは、昨年8月に入校していた自動車教習所の合宿免許取得中に人命救助にあたり、3月26日、学長賞を受賞した。

 大池さんは福島県福島市にある自動車教習所に通っていたが、8月15日、教習を終えた他の8人と送迎バスで宿舎に帰る途中、信号待ちをしていた時に運転手が意識を失った。バスはゆっくりと動き出し縁石に当たって停止したため、大池さんはほかの入校生と協力して運転手を外におろし救命措置、救急隊の要請などを分担して行い、運転手は一命をとりとめた。

 「たまたま消防団の人が近くを通ったため救命措置ができたということもあり、運もよかったです。いろんな人が協力してくれました。同乗していたのはみんな同世代の大学生。教習で人命救助について学んだばかりの人もいて、習ったことをそのまま生かすことができました」と振り返った。 

 合宿終了後、本学の建学の精神の四大綱(ルールを守る・ベストを尽くす・チームワークをつくる・相手に敬意をもつ)を職員の教養教育として活用しているという教習所の管理者から、安村仁志学長にお礼状が届いた。

 大池さんはソフトテニス部に所属しており、4月で2年生。将来は地元で教員を目指している。「先輩から指導してもらったり、入部する後輩に自分が指導したりすることが将来にもつながっていくと思っています」と話した。

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表彰状を受け取る大池さん (左から)安村学長、大池さん、種田行男副学長

2020/03/27

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