ショートトラック吉永、平井両選手が世界選手権代表に W杯で健闘

 ショートトラックスピードスケート・ワールドカップ(W杯)第5、6戦が2月上旬と中旬、ヨーロッパシリーズとして行われ、中京大学勢は男子の吉永一貴(スポーツ科2)選手が、7~9日のドイツ・ドレスデンでの第5戦で1000メートルに3位入賞し、銅メダルを獲得した。吉永選手は5000メートルリレーでもドレスデン大会7位に、第6戦のオランダ・ドルドレヒト大会(14~16日)では6位に入った。一方、女子の平井亜実(スポーツ科4)選手は入賞を逃したものの、世界の強豪を相手に積極的なレースを繰り広げ、第6戦の1000メートルでは12位と気を吐いた。

 両選手は今季W杯全6戦に出場。各大会での健闘ぶりが評価され、3月13~15日に韓国・ソウルで開かれる世界選手権大会の男女各5人で構成される日本代表に選出された。吉永選手は、「メダルを取ったレースは準決勝のあたりで(メダルの)予感はありました。ただ、上位に入ったレースなら納得がいく、順位が良くなかったのでダメというものではないんです。一つずつ、きちっと目の前のことに集中したい」と話し、平井選手は「昨シーズンと今季、W杯に全大会出場しましたが、去年は参加することだけで(気持ちが)いっぱいでした。しかし、今年は考えながら自分の力を出し切りました。いろんなことを学びました。世界選手権でも力を出して来たい」と力を込めた。進化した両選手の世界選手権の戦いぶりに期待したい。

2020/02/25

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