ショートトラック平井、吉永選手 W杯後半戦も代表に 全日本選手権で選出

 ショートトラックスピードスケートの2019-20シーズンの日本チャンピオンを決める第42回全日本選手権大会が12月22、23日、わが国トップクラスの男女各36選手が参加して長野・野辺山の帝産アイススケートトレーニングセンターで開かれた。中京大からは男女2人ずつ計4選手が出場、総合得点で女子の平井亜実選手(スポーツ科4、一宮北)が3位、男子の吉永一貴選手(スポーツ科2、名経大市邨)が4位に入賞した。男子の井上瑠汰選手(スポーツ科1、沖学園)は10位、女子の小池佑奈選手(スポーツ科3、岡谷南)が11位だった。大会はワールドカップ(W杯)後半の第5、6戦ヨーロッパシリーズへの派遣選考を兼ねており、平井、吉永両選手は前半4戦に続いて日本代表に選出された。また、このところ力をつけてきた井上選手は1000㍍でA決勝に進出し、補欠ながらW杯メンバーに初めて名を連ねた。小池選手は四大陸選手権の代表に選ばれた。

 進境著しい平井選手は今大会でも安定した滑りを見せた。初日の1500、500㍍は予選から準々決勝、準決勝と危なげないレースぶりでA決勝に進出、ともに積極的な滑りでレースを作ったが、惜しくも2着に甘んじた。2日目の1000㍍も3位にとどまったが、自らがレースを支配する積極的な滑りを続け、「後半戦も頑張ります」と閉会式後の表情も柔らかだった。

 吉永選手も積極性を前面に出したレースで存在感を示し、W杯後半戦の代表に入った。ただ、2018年の平昌五輪をはじめ国際大会の常連だけに自身はまだ満足していない様子で「まだまだこれからです」と後半戦への意気込みを見せた。W杯5、6戦のレースぶりなどを踏まえ、世界選手権の日本代表が決まることになる。

1000㍍の同組で対戦する吉永(前)、井上両選手.jpg1000メートルの同組で対戦する吉永(前)、井上両選手 外側から上位をうかがう平井選手.jpg外側から上位をうかがう平井選手

2019/12/25

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