JICAボランティアに参加したソフトボール部女子 柔道部に続き学長賞を受賞

 中京大学が独立行政法人国際協力機構(JICA)との連携で行うボランティアで、今年と昨年の2月から3月のそれぞれ約1か月間、アフリカ・ボツワナ共和国に派遣されたソフトボール部女子が学長賞を受賞した。

 今年の2月にボランティアに参加した佐藤友香選手(スポーツ科4年)、山元綾乃選手(工4年)、彦坂千咲選手(スポーツ科4年)、高瀬沙羅選手(スポーツ科3年)は二瓶雄樹部長・監督(スポーツ科講師)と外部指導者の伊藤幸子コーチ(トヨタ自動車)とともに安村仁志学長を訪問。安村学長からは表彰状とトロフィー、副賞が手渡された。

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 ボツワナでは二瓶部長とトレーナー、部員が技術指導を行った。初年度は草を刈るなどのグラウンドづくりから指導をする場面もあったが、2年目では環境づくりが根付いたのか良い状態が維持され、より試合に近づけた"実戦形式"で指導を行うことができたという。

 安村学長は「入学したときはまさか自分がボツワナに行くと思っていなかったと思います。行ってきてどうでしたか」と聞くと、学生は「想像より不便なく過ごせたことが印象深かった」「自分の英語の能力がそれほど高くないが、現地の人が理解しようとしてくれて、優しさと温かみに触れることができました」と振り返った。

 来年2月から約1か月間、3回目の派遣が決まっている。二瓶部長は「3年間の継続事業として、次回がラストになります。思った以上に安全な国でしたが、私も含め気を緩めないように行ってきたい」と話した。

 次回参加する山元選手は「前回は技術だけでなく道具の扱い方なども指導しました。去年教えたことが維持されているかどうか、どのように変化しているか楽しみです」と話し、高瀬選手は「前回初めて指導したのを生かして、限られた時間のなかでどれだけ伝えられるのか考えています。去年より今年、自分がどれだけできるか」と意気込みを語った。

 伊藤コーチは中京大学出身で、2008年北京五輪で日本が優勝したソフトボールの代表メンバーのひとりだった。「ソフトボールはオリンピック競技として北京五輪が最後になっていましたが、また2020年の東京で復活します。今盛り上がってきていると思います」と話した。

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(左から)二瓶部長、伊藤コーチ、高瀬さん、彦坂さん、山元さん、佐藤さん、安村学長

2019/12/24

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