経済学部・西尾信金主催講演会 「愛知・三河の地域経済~データから考える地方創生~」 実施報告

 中京大学と西尾信用金庫は2017年12月、学術研究の振興及び地域経済の発展に資することを目的に(産学)連携協力協定を結びました。2018年4月西尾信用金庫が日本財団「わがまち基金」を活用した地方創生支援スキームに応募し、『地域創生に資する「地域プロジェクトチーム」の立ち上げによる西尾市の見える化』事業が採択され、この事業を推進するため、中京大学経済学部と西尾信用金庫との共同研究を実施することとなり、2018年12月より「新たな地域創生基盤基準の構築と西尾市経済への応用」というテーマで共同研究を始めることになりました。この年度はその2年目にあたります。

 この共同研究では、中京大学経済学部教員と西尾信用金庫職員による共同研究活動をする中に、ゼミ学生さんにも積極的に参加してもらい、地域企業への訪問や信用金庫の職員との対話をするなかで、地域経済の課題に関心を持ち、それを解決する意欲を持つ学生を育てることを活動のひとつとしています。

 今年度もこの事業の一環として、2019年12月12日(木曜日)西尾信金江口賢太氏による講演会「愛知・三河の地域経済~データから考える地方創生~」を実施し、経済学部2年生170名が参加しました。江口講師には、今回、愛知県特に西三河経済の特徴についてRESAS分析システムを駆使した統計データをもとにわかりやすく解説していただきました。普段の講義で学ぶ様々な分析ツールをどのように利用して地域経済の特徴を捉えるのか、その結果どんなことがわかるのか。地域を活性化するのにどう政策につなげるのか。興味深く聞く学生さんの姿が印象的でした。

(経済学部教授 山田光男)

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2019/12/24

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