JICAボランティアに参加した柔道部が学長賞を受賞 

 中京大学が独立行政法人国際協力機構(JICA)との連携で行うボランティアで、今年の2月から3月の約1か月間、南米・アルゼンチン共和国に派遣された柔道部が学長賞を受賞した。

 当時ボランティアに参加した早川太啓さん(体育研究科1年)と三宅恵介部長・監督(スポーツ科講師)は12月13日、安村仁志学長を訪問。安村学長から表彰状と記念品が授与された。

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 アルゼンチンではブエノスアイレスを中心に日系指導者の指導力向上と、選手の技術力向上を目的に、座学や基本動作の指導を行った。9か所を回り、ナショナルチームに所属する選手や、地方会場では子どもから大人までを対象に、のべ約1700人の指導に当たった。

 三宅部長は「アルゼンチンは、もともと柔道は盛んで、リオデジャネイロオリンピックの金メダリストもいます。柔道のスタイルは異なりますが、日本の柔道で指導しながら、逆にアルゼンチンで自分たち自身も学ばせてもらいました」と振り返った。

 早川さんは「柔道以外にもアルゼンチンの人の考え方や、地域の環境など、1か月滞在する中で見て知ることができ、楽しかったです」と話すと、安村学長は「環境の面で日本との違いを見たり感じたりすることも良い経験ですね」と述べた。

 また、早川さんは來田享子教授の研究室で院生1年生として研究している。就職について聞かれると「まだ考え中ですが、柔道に携わっていたいです」と思いを述べた。

 柔道部のアルゼンチンボランティア派遣は3年間の継続事業として、2019年度で3回目となる。2020年2月17日から約1か月間、三宅監督、早川さんを含めた5人がボランティアとして派遣される。

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(左から)三宅部長、早川さん、安村学長

2019/12/17

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