スポーツ科学部牧野将大さん、上地日向さん クラウドファンディングで「首里城再建」活動
スポーツ科学部の牧野将大さん(2年)と上地日向さん(1年)が11月1日~11月30日の1カ月間限定で、首里城再建のためのクラウドファンディングを立ち上げた。
沖縄県の歴史と文化の象徴である首里城が10月31日、火災によって正殿をはじめ少なくとも7棟が全焼。沖縄県出身である牧野さんと上地さんは、自分たちの思い出の地を取り戻したいという想いから活動を始めた。
クラウドファンディングサイトをPRする牧野さんと上地さん(左から) |
牧野さんは「首里城が燃えているのをただテレビで見ていることしかできませんでした。再建に少しでも力になれたらと思い、クラウドファンディングを始めました」と話す。また、牧野さんは将来スポーツトレーナーを目指しマネージメントや経営などを勉強しているため、これまで学んできたことを活用してみたいという思いもあった。
クラウドファンディングの立ち上げはスムーズにはいかず、大手のクラウドファンディング社に5社、ボランティア団体などにも電話やメールで問い合わせたがルールが厳しく、立ち上げは難しいと断られた。様々なサイトを探した結果、友人や知人、SNSなどのつながりでお金を集めることができるアプリ「polca」で活動を始めた。
クラウドファンディングの目標金額は30万円で、現在は62人の支援者から約11万円の寄付が集まっている。支援者からは、「頑張ってください。応援してます」などのメッセージがあり、牧野さんは「とても嬉しかった。活動して良かったです」と話した。
最後に牧野さんは「今までは自分たちに知識がなく傍観者でしかいられませんでしたが、大学や学外で学んだことを生かせば行動できるということを皆さんに知ってもらいたいです。僕たちの活動をみて"大学生でもできるんだ。私もやってみよう"と行動に移してくれる人がいたら嬉しいです」と話した。
【上地日向さんからのコメント】
首里高に通っていた時は、クラスのみんなで首里城を見に行ったり、卒業アルバムも首里城公園内で撮ったりと首里城は学校の庭のような感覚で気軽に行くことができ、首里高生にとってすごく思い出の詰まった場所です。今回の火災は、すごくショックでした。県外にいる私達に何が出来るかと考え、全国のみなさんにこのことを知って欲しくてpolcaでの支援活動を始めました。これで少しでも大好きな沖縄の役に立てたらなと思います。
なお、2人の活動は、朝日新聞や沖縄県の地方新聞にも取り上げられている。
牧野さん、上地さんのクラウドファンディングの詳細は以下のとおり
【クラウドファンディングURL】https://polca.jp/projects/uIPUHicEzJ0
【期間】11月1日~11月30日まで
【寄付金】500円から
【リターン】お互いの在住地の観光スポットなどの情報交換ができる掲示板グループに招待