アメリカンフットボール全日本選手権西日本トーナメント 中京大が広島大に59-7で圧勝 2回戦進出

 アメリカンフットボール全日本大学選手権の西日本代表校決定戦トーナメント1回戦が11月10日、三重県の四日市ドームで行われ、東海代表の中京大学イーグルスは中四国代表の広島大学ラクーンズと対戦し、59-7で圧勝した。

 中京大は立ち上がり失点したものの、すぐに逆転し、その後は中京大ペース。固いディフェンスで広島大の前進を食い止め、攻撃ではランプレー、パスプレーを次々と決めて広島大を圧倒し、計9タッチダウンを重ねて大勝した。中京大は西日本代表校決定戦トーナメント2回戦に進出し、11月17日午後1時から名古屋市港サッカー場で、関西3位の神戸大と対戦する。

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第1Q 広島大の攻撃を食い止める中京大ディフェンス陣 第2Q 中京大21番清水大河選手がランプレーで前進

 第1クオーター(Q)の開始3分余で0-7と先行された中京大は、そのわずか40秒後、QBの横山海マクスウェル選手(総合政策4年)が自陣奥深くから、ボールをキープしてそのまま87ヤードを激走し、タッチダウンを奪った。続くキックも成功し、あっという間に同点とした。さらに、第1Q8分には、敵陣に攻め込み、最後はQB横山選手からWR鳥海天選手(スポーツ科3年)にパスがつながりタッチダウン。14-7と逆転し、試合のペースを握った。

 第2Qは、開始直後にRB清水大河選手(スポーツ科4年)、8分には木田真拓選手(スポーツ科1年)がランプレーで相手ゴールに飛び込みタッチダウンを決めた。第2Qの終了間際には、QB横山選手からWR鳥海選手へのパスが通り、鳥海選手は69ヤードを突っ走り、タッチダウンした。前半は33-7で折り返した。

 中京大は第3Qに入っても、攻撃の手を緩めなかった。相手のファンブルからLB西村匡己選手(総合政策3年)がリターン、横山選手からWR蟹江滉太選手(スポーツ科2年)へのパスが成功し、それぞれタッチダウンを奪った。交代で出場したQB山内健士郎選手(スポーツ科2年)もWR和田大輝選手(現代社会2年)へのパスを決め、タッチダウンにつなげた。最後は、第4QでLB杉山紘好選手(スポーツ科4年)がインターセプトから、48ヤードを独走し、九つ目のタッチダウンとなった。

 ランプレーで中京大学が獲得した総距離は335ヤード。広島大は25ヤードにとどまり、中京大の守備が徹底して機能したことを示した。パスは中京大の166ヤードに対し、広島大は90ヤードだった。

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第3Q 中京大QB横山海マクスウェル選手(1番)がランプレー 第4Q 中京大QB山内健士郎選手(18番)ランプレー

 四日市ドームの中京大側の応援席は、選手の保護者や同窓生らが多数詰めかけた。好プレーの続出するたびに、チアスティックを打ち鳴らして、選手たちに声援を送った。

 中京大は今季の東海リーグ戦で8年ぶり19回目の優勝を飾り、同時優勝だった名城大との直接対決を制していたため、東海地区代表として西日本代表校決定戦に進んでいた。

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中京大の応援席。チアスティック振り回して声援を送った

2019/11/11

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