中京大惜敗 明治神宮大会出場を逃す 大学野球3リーグ王座戦

 第50回を迎える明治神宮野球大会への代表決定戦を兼ねた大学野球の第15回東海地区・北陸・愛知三連盟代表王座決定戦が10月26~28日、石川県小松市の小松運動公園末広野球場で行われた。愛知大学野球連盟代表として出場した中京大は決勝で金沢学院大に延長十回サヨナラ負けし、惜しくも12年ぶりの明治神宮大会出場を逃した。

 大会には中京大のほか、東海地区連盟代表の日本大国際関係学部と、今大会を主管する北陸連盟から1位校の福井工業大、2位校の金沢学院大の計4大学が出場、トーナメント戦で優勝を争った。初日の26日に中京大は第2試合で福井工大と対戦。立ち上がり、チャンスをつかみ、5番澤井簾選手(スポーツ科1、中京大中京)の右前適時打で2点を先制した。三回にいったん、同点にされたが、五回表、初回同様、中軸で作った好機にまたも澤井選手が2点二塁打を放ち、さらにこの日マスクを被り、8番に入った小柳津裕太選手(スポーツ科1、桜丘)の左翼線二塁打で2点を追加した。1年生2人の全6打点を伊藤稜(スポーツ科2、中京大中京)、山本一輝(スポーツ科3、東郷)両投手の継投で守り切り、6-3で勝って決勝に進出した。

降雨中止の試合を含め3日連続登板した山本投手.JPG降雨中止の試合を含め3日間連投した山本投手

 この日の第1試合では金沢学院大が日大国際関係学部を2-0の完封で勝ち上がり、中京大-金沢学院大の決勝戦は翌27日午前10時に予定通りに開始した。しかし、しばらくすると強雨に見舞われて二回表終了の10時36分、中京大が0-2とリードされたところで中断、雨は止む気配を見せず、約2時間後に中止が決定された。

 1日順延の28日、決勝戦は中京大先攻で始まった。しかし、先制したのは金沢学院大。中京大は前日同様に2点のビハインドとなった。それでも五回表に1点返し、その裏再び2点差とされたが、六回に同点に追いついた。そして九回表、河田航平選手(スポーツ科3、中京大中京)の左中間二塁打で待望のリード。勝利の期待が高まったが、その裏、同点とされ、延長十回、金沢学院大にサヨナラの決勝点を許し、4-5で涙を飲んだ。

初戦で4打点の活躍の澤井選手.JPG初戦で4打点の活躍の澤井選手

2019/10/30

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