国家公務員ガイダンスを実施 現役職員、仕事の魅力を語る

 内閣官房内閣人事局主催のイベント「国家公務員ガイダンス」が10月11日、名古屋キャンパスで開かれ、公務員への就職を目指す1~3年生約150人が参加した。

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 イベントは内閣官房内閣人事局の大井麻依子さんによる国家公務員の概要説明の後、現役職員の金融庁・大鹿雄哉さん、外務省・森谷泰韻さん、環境省・菊地崇史さんがパネルディスカッション形式で業務内容や仕事の魅力、印象深かったことなどが話された。

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 大鹿さんは「積み立てNISAや分散投資などの制度の改正に携わりました。新聞の一面に掲載されるような仕事ができるのは魅力的だと思います」と話した。森谷さんは「日本でイギリスのハモンド外務大臣の補佐をしていたとき、G7広島外相会合がありました。スケジュールでは平和記念公園や平和記念資料館内の数か所を訪れる予定でしたがハモンド外務大臣、ケリー米国務長官らは予定以外の箇所も一つひとつ見て回っていました。ニュースでは見られない人間としての側面を見れたことが非常に印象に残っています」と話した。菊地さんは「G20関係閣僚会合で配布するため、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)を使ったSDGsピンバッチの制作に携わりました。CNFによるバッチ作りは初めての試みで大変苦労したことを覚えています。新しい課題に挑戦し達成することができ、やりがいにつながりました」と話した。

 3人が共通して学生らに伝えていたことは「勉強の大切さ」であった。「新しい課題に挑戦したり、多くの人と関わり信頼関係を深めるには、さまざまな分野の知識を深める努力をし続けることが大切です」と話し、学生らは普段聞くことができない話に興味深く聞いている様子だった。

 中京大学では公務員対策サポートとして毎年資格センターが公務員採用試験対策講座を実施するなどさまざまな支援を行っており、2018年度は9人が国家公務員総合職に合格している。

■2018年度公務員合格実績はこちら

2019/10/21

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