プロボクシング世界フライ級王者田中選手 2度目の防衛に成功

 経済学部OBのプロボクシング世界ボクシング機構(WBO)フライ級チャンピオン田中恒成選手(畑中、2018年度経済学部卒)の2度目の防衛戦が8月24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われ、田中選手が7ラウンド(R)2分49秒TKOで同級1位のジョナサン・ゴンザレス選手(プエルトリコ)を下し、防衛に成功した。田中選手の戦績は14戦14勝(8KO)。

 1Rから田中選手がじりじりと前へ詰め、コーナーに追い込むような展開が繰り返された。しかし、ゴンザレス選手は下がりながらも先にパンチを繰り出し、うまく回り込む形に。試合が少し動いたのは3R。田中選手の低い姿勢からの右ボディーブローが決まると、ゴンザレス選手は一呼吸置いて崩れ落ち、最初のダウン。続く4R、やはり前へ前へと出る田中選手が今度は、ゴンザレス選手の左フックにダウンを喫す。スリップと見えるようにもあったが、田中選手は「バランスを崩してしまった」と振り返った。

 5、6Rも田中選手が前へ前へと進み、ゴンザレス選手が回り込むパターンは続く。田中選手の手数が多いようにも思われたが、試合後のジャッジ3人の採点によると、ゴンザレス選手リードが2人、1人が同点だった。

 そして7R、田中選手は一転、パワーのボクシングに切り替えた。ボディーに狙いを定めて左右のパンチを的確に放った。たまらずゴンザレス選手はダウンを重ね、3度目のダウンから必死に立ち上がったところでレフェリーが試合を止めた。

 試合後、田中選手は見事な勝利にも「負ける気はしなかったが、うまくいったとも言えない」といつもより静かなトーンでインタビューに答え、「まだまだレベルアップを目指していきたい」と早くも先を見据えていた。

 

2019/08/26

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