愛知県主催「理系大学&リアルなオシゴト潜入取材バスツアー」 県内女子中高生が中京大学を訪問

 あいち女性の活躍促進プロジェクトで女子中高生が大学・企業取材ツアーを行うイベント「理系大学&リアルなオシゴト潜入取材バスツアー」が8月6日、名古屋キャンパスで行われた。

 愛知県が主催する同イベントは県内女子中高生保護者、教員を対象に行われ、理系学部を持つ大学と企業を同日に回るバスツアーが5コース用意された。この日は中京大学とトヨタ自動車株式会社を訪問するコースで22人が参加した。

 ツアー参加者は午前から昼にかけて中京大学を訪問。大学の概要説明から工学部の橋本学学部長による工学部の説明、また学生のプレゼンテーションを聞き、ランチミーティングを行った。

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橋本学部長が学部について紹介 学生によるプレゼンテーション

 橋本学部長は「年々AI人材が求められてきています」と話し、AI(人工知能)の魅力についても説明。AIを用いてロボット開発などを行う自身の研究室活動を紹介した。

 学生発表は1年生から3年生までの女子学生がプレゼンテーションを行った。1年生は「中京大学工学部に入学して」と入学のきっかけや入ってからの活動について、2年生は「リケジョの学生生活」と題し普段の学生生活から工学部ならではの活動について話した。また橋本研究室に所属する3年生の学生は研究室をテーマに発表。「中京大学は多くの国公立大学とは異なり、工学部は3年生から研究室に所属します。その分長く研究を続けることができる強みがあります」と特色についても説明した。3年生は男子学生も発表を行い、大学院進学や学会に参加した報告を述べた。

 説明会後は実際に研究棟を見学し、ロボットなどを見て回った。人工知能を用いて動くロボットに拍手がわく様子も見られた。

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AIを用いた画像認識について学生が説明

 参加した女子中高生が訪問結果をまとめる「取材シート」は、9月中旬ごろ、県のWEBページに掲載される予定

2019/08/09

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