女子棒高跳びの南部選手 アジア陸上選手権へ 陸上部OB5選手も

 陸上競技部の南部珠璃選手(スポーツ科3年)が、4月21-24日にカタール・ドーハで行われる陸上競技のアジア選手権に女子棒高跳びの日本代表として出場する。4月17日に日本を出発し、競技に臨むが、「しっかりと自分の力を発揮してきたい。そうすれば結果がついてくると思います」と入賞を目指している。

 南部選手は昨年6月に山口市で行われた日本選手権で自己ベストの4メートル09を跳んで見事に優勝、今回の日本代表選出につながった。しかし、昨年9月のインカレ(川崎市・等々力陸上競技場)では3メートル70の平凡な記録で5位に終わり、「日本選手権に勝ったことで何とかしなくてはとの思いが強すぎた。勉強になりました」と、ドーハでは自分の跳躍に徹するつもりだ。ただ、「練習では助走の入りがしっくりこない」と話す。冬場の練習の成果で助走のスピードが上がったことが一因と見られ、むしろ、記録上昇への一里塚とも言える。アジア選手権だけでなく、今季の南部選手の跳躍に期待したい。

 中京大関係のアジア選手権出場者は、現役陸上競技部員は南部選手ただ一人だが、OB5人が代表に名を連ねた。400メートル障害の安部孝駿(2013年度体育卒、ヤマダ電機)、棒高跳びの山本聖途(同、トヨタ自動車)、円盤投げの湯上剛輝(2015年度スポーツ科卒、同)、ハンマー投げの墨訓煕(2017年度体育研究科修士修了、小林クリエイト)、十種競技の中村明彦(2012年度体育卒、スズキ浜松AC)の5選手で、この大会で優勝し、6月に福岡市で行われる日本選手権で同じ種目を制すれば、今秋、ドーハで行われる世界選手権出場が内定する。

南部珠璃選手.JPG南部珠璃選手

2019/04/01

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