ハンドボール男子の豊田主将 強豪のトヨタ車体入りへ

ハンドボール部男子の豊田将稔主将(スポーツ科4年)が来春、ハンドボールの強豪、トヨタ車体(愛知県刈谷市)チームへの加入が決まった。トヨタ車体は我が国のトップチームの一つで、今季日本リーグ3位(11月4日現在)。年末の日本選手権では日本一を狙っている。2019年度からそんなチームの一員としてプレーする。

 豊田選手はディフェンスを得意とするフィールドプレーヤー。中京大ハンドボール部の船木浩斗監督は「1年時からレギュラーを務め、守りの要としてチームを支えてきた」と評価する。出身は三重県菰野町。町のスポーツクラブにハンドボールが取り入れられたことで小学校4年の頃に競技に親しんできた。菰野中でもハンドボール部で活躍、高校は東海地方の強豪、愛知県春日井市にある中部大春日丘に進学した。

 「片道2時間半ぐらいかかりました」という自宅からの通学を3年間頑張り通し、2年生だった2014年3月に豊田市スカイホールで開かれた全国高校選抜大会では準優勝に貢献した。大学進学はスポーツ科学部のある中京大を選んだ。

 「強いチームでハンドボールも続けたいが、就職もきちっとしなければ」と考えていた5月ごろ、トヨタ車体から声がかかり、10月に正社員として内定した。練習場は豊田市内にあり、豊田選手は「母校の近くでこれからもプレーできるのはうれしい。日本代表入りも目指して頑張りたいです」と胸を膨らませている。

トヨタ車体へ加入する豊田選手.JPG

2018/11/07

  • 記事を共有