工学部橋本研究室 文科省COIプロジェクトの成果を「第3回ファブ地球社会創造的生活者シンポジウム」にてデモ展示

 10月19日、日本科学未来館(東京)で行われた第3回ファブ地球社会創造的生活者シンポジウムに、工学部橋本研究室が関西学院大学との共同研究成果を展示・発表した。

 今回発表したのは「直感的商品設計のための3D形状と感性指標の意味的マッピング」技術に関するもので、商品の形状データを深層学習(ディープラーニング)に入力することによって、「柔らかさ」「派手さ」などの人間とほぼ同様の感性指標を出力するシステムであり、いわば人間の感性をコンピュータに持たせることに成功した最新の研究成果。関西学院大学の長田典子教授らとともに開発した。

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来客にデモ内容を説明する橋本研究室修士2年の田口さん

 本プロジェクトは、文科省のCOI(Center Of Innovation)STREAMという9年間の巨大プロジェクトとして推進しているものであり、画像センシングを得意とする橋本研究室と、心理学・脳科学を得意とする関西学院大学長田典子研究室との共同成果。深層学習の利用により、人間の感性と相関値0.7をもつコンピュータの感性を実現した。

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開発したデモシステム

2018/10/22

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