西尾信用金庫と日本財団「わがまち基金」を活用した地方創生プロジェクトを発表 中京大学は共同研究で連携

 西尾信用金庫は9月25日、「地域プロジェクトチーム」の立ち上げと、それに対して本学が共同研究などで協力を行う地方創生のプロジェクトについて記者発表した。

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 発表は西尾信用金庫本店で行われ、中京大学の安村仁志学長、西尾信用金庫の近藤実理事長、公益財団法人日本財団経営企画部パートナー開発チームの長谷川隆二チームリーダー、信金中央金庫の豊島敦名古屋支店長のほか、本学経済学部の山田光男教授らが出席した。

 今回発表したのは西尾信用金庫が公益財団法人日本財団の「わがまち基金」1000万円を獲得し、それらを活用する地域創生事業。2021年6月までの約3年間の事業で、初年度は同金庫と地元経済団体、企業などが地域のプロジェクトチームをつくり、ワークショップを開く。2年目から本学(学生含む)と連携し、共同研究として西尾市の地域特性の把握や課題に取り組み、3年目以降、西尾信用金庫が本学との連携等を活用しながら、地元経済のシンクタンク機能をもつ組織を構築する準備を行う流れとなる。

 中京大学は、同金庫と2017年12月に共同研究の実施や地域経済の発展に資する人材を育成するための包括連携協定を締結していることから、記者発表には安村学長らが出席した。

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(左から)長谷川チームリーダー、安村学長、近藤理事長、豊島支店長

 プロジェクトへの連携について安村学長は「大学にとっては、共同研究を通じた大学の知の還元による社会貢献ができるだけではなく、プロジェクトに学生が参画し、地域課題解決などの実際の動きに触れる経験を通じて、大きな教育的効果を得ることができるすばらしい機会。地域、大学が一体となってよりよい事業となるよう貢献したい」と述べた。

 近藤実理事長は「『地域が元気であり続けられること』を目指して、地域にとってなくてはならない存在になりえるよう取り組んでいきたい」と話した。

2018/09/27

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