田中選手 9月24日にタイトル戦 3階級制覇へ

 経済学部在学のプロボクサー田中恒成選手(畑中)が世界タイトルの3階級制覇を目指し、WB0(世界ボクシング機構)世界フライ級チャンピオン木村翔選手(青木)に挑む。試合は9月24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われ、勝てば世界最速タイ、13戦目での3階級王者となる。

DSC_2889.JPG記者の質問に応じる畑中会長(左)と田中選手

 田中選手は、これまでにWBO世界ミニマム級、同ライトフライ級を制し、2階級でチャンピオンベルトを握った。戦績は12戦12勝(7KO)を誇る。昨年、ライトフライ級王者を返上してフライ級に転向、今年3月末にフライ級での初戦に勝利し、今回の挑戦に至った。

 相手の木村選手は、7月に中国で2度目の防衛に成功し、波に乗っている。一方、田中選手は試合間隔が少し長くなったが、所属ジムの畑中清詞会長は「減量もうまくいっており、順調に仕上がっています」と話し、「木村チャンピオンは心のスタミナが抜群。ひりひりするような試合になるのでは」と見応えのある激戦を期待していた。

DSC_3150.JPGロニー・バルドナド選手とのスパーリング

 田中選手は、「自分との戦いだと思っています。木村選手はスタミナもメンタルも強い」と相手に敬意を示したうえで、「倒すことに重点を置いていない。自分としっかり戦い、相手の心を折る試合をして見せる」ときっぱり。9月3日には、3月のフライ級初戦で戦ったロニー・バルドナド選手(フィリピン)を招き、実戦を想定した公開スパーリングに汗を流した。 

 なお、スポーツ振興部では、当日、田中選手の応援イベントを企画している。

2018/09/05

  • 記事を共有