柔道部が高校生を対象に2018 SMART CAMP実施

 高校生を対象とした柔道の2018 SMART CAMPが8月3~5日、豊田キャンパスで全国の高校28校から男子219人、女子74人が参加して行われ、技術やトレーニング方法などを学んだ。これはスポーツ科学の知見を応用し、参加者の柔道の競技力向上を目指すもの。また、中京大学柔道部、スポーツ科学部について、多くの人に知ってもらおうと企画され、昨年に引き続き3日間の合宿形式で実施した。

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講義を受講する高校生

 世界柔道選手権大会で準優勝の経験があり、全日本柔道連盟強化指定選手の西山大希(新日鉄住金)さんが講師として参加。合宿では稽古や練習試合だけでなく、トレーニング方法や栄養など、柔道を科学的に学ぶ講義も行われた。最終日には、「大外刈り」「袖釣り込み腰」などの指導を行った。西山さんはまた、個別に相談に来た選手一人ひとりに丁寧に教えていた。

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西山さんの見本演技

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高校生に指導する西山さん

 企画運営にかかわった柔道部片岡研人さん(スポーツ科学部3年)は、「事前準備はしっかり行ったつもりでしたが、予定どおり進まないことが多く、その都度確認しながらミスのないよう手配をしました。一つのミスが合宿に多大な影響を及ぼすため全力で作業を行いました。今回の経験で、運営責任者としての責任の大きさ、企画運営の難しさを知ることができ、一つ大きく成長できたと思います。」と感想を述べた。

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企画、運営に当たった柔道部員

 このイベントを主催した中京大学スポーツ科学部講師、三宅恵介柔道部監督・部長は「このキャンプは稽古だけでなく、様々な座学を実施し、スポーツ科学の知見を多くの人に知ってもらうために、三宅ゼミ生が企画、運営をしました。"SMART"には程遠い合宿だったかも知れませんが、参加いただいた先生、高校生や中学生に心から感謝いたします。全力で企画、運営に当たってくれたゼミ生を心から誇りに思います」と語った。

2018/08/07

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