イギリス・ダービー大学と中京大学心理学部との共同研究が始まる
イギリスのダービー大学の一行が8月1日、本学心理学部との共同研究のため名古屋キャンパスを訪問した。
(前列左から)ダービー大学ケイティ・チェンバーレイン講師(環境学)、デーヴィッド・シェフィールド教授(心理学)、 中京大学安村学長、ダービー大学小寺康博上級講師(心理学・心理療法学)、アンドリュー・ラムジー上級講師(環境学) (後列左から)中京大学心理学部神谷栄治教授、坂井誠教授、尾入正哲教授、山本竜也助教、高橋康介准教授 |
ダービー大学のあるイギリス、ダービーシャー州・ダービー市は、今年、豊田市と姉妹都市関係20周年となり、その記念学術事業の一環として、豊田市と連携協定をしている中京大学との共同研究が実現した。
今後、中京大学心理学部とダービー大学の心理学部・環境学部が「自然がどのようにメンタルヘルスに良い影響をもたらすのか(nature connectedness)」というテーマをはじめとした、複数の共同研究を行うこととなった。
共同研究に先立ち中京大学安村学長は「イギリスが生んだ偉大な自然詩人のワーズワースの『Plain Living and high thinking(低く生き、高く思う)』の言葉は、日本人が大切にしている『清貧の思想』と相通じるものであり、言葉や文化が違っても、人の心は同じであり、今回の研究も言葉や文化の壁を越えた調査になることを期待しています」とあいさつした。
ダービー大学の研究チームは、中京大学名古屋キャンパスの図書館の自動書庫などを見学後、隣接する興正寺を訪問。境内にある茶室「松林庵」にて本学茶道部からお抹茶がふるまわれ、日本文化を体験した。