中京大が1回戦突破 富士大に4-2 全日本大学野球

 野球の第67回全日本大学選手権大会第2日は6月12日、明治神宮野球場と東京ドームで行われた。1日順延した中京大―富士大(北東北大学連盟)戦は午前9時から神宮球場の第1試合として行われ、中京大が4-2で富士大に勝利した。2回戦では13日午前9時から神宮球場で白鴎大(関甲新学生連盟)と対戦する。

 12日第1試合(神宮)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
中京大 0 2 0 0 0 0 1 0 1 4
富士大 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2

 (中)大内、真田、山本―池田 (富)村上、佐々木―下地

 ▽本塁打 池田(村上) 楠(大内)

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先制のホームランを打った池田選手

 中京大は2-2の同点とされた直後の七回表、敵失などでつかんだ二死二塁の好機に1年生の9番井戸田智也選手(スポーツ科、鹿児島実)が左前に運んで3-2と再びリードした。井戸田選手は九回にも二死二塁で粘った末に左中間を破る三塁打を放ち、チームに勝利を引き寄せた。

 「スタメンを言われたとき、1年生らしくやっていけばいいと先輩たちから声を掛けられ、とても楽になった」と言い、「来た球をきちっと打つことだけを考えた」と振り返った。まさにその通り、二回表、池田鏡介選手(スポーツ科4、愛知啓成)が右翼席へ先制本塁打を打ち込んだ後、さらに二死三塁で巡ってきた最初の打席でも初球を左前適時打し、中京大応援席から大歓声が沸き起こった。

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3安打3打点の井戸田選手
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スタンド席で応援する応援団

 この試合3安打3打点と大活躍の井戸田選手がまさに第一のヒーローと言えるが、試合をきちっと形作ったのは投手陣だった。先発の大内公貴投手(スポーツ科4、栄徳)は「五回で交代は少し恥ずかしい」と照れたが、無四球の1失点でつないだ。二人目の真田直輝投手(スポーツ科4、中京大中京)は力みがあったのか、同点とされたが、七回からマウンドに立った山本一輝投手(スポーツ科2、東郷)が140㌔台のストレートと切れの良いスライダーのコンビネーションで3イニングを危なげなく抑えた。九回に「少し力んでしまった」と1四球を与えたが、大舞台でさらなる可能性を感じさせる投球を披露した。

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リリーフで3回を投げた山本投手

 リーグ戦後、大学選手権に向けて半田卓也監督は「とにかく力を出し切ろう」と選手たちに言い続けてきた。「何もしないうちに試合が終わってしまったということだけはないようにしたかった」と話したが、この日の選手たちは攻撃でも守りでも、まさに半田監督の願い通りに力を出し切った。

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