新春賀詞交歓会を開催 母校の発展と同窓生の益々の活躍、再会を誓う
中京大学同窓会(森谷敏夫会長)の第14回新春賀詞交歓会が1月27日、名古屋市中区のヒルトン名古屋で開かれ、338人の同窓生が出席した。さまざまな世代、出身学部、職種の同窓生たちは広い会場を移動しながら、旧交を温めたり、初対面の挨拶を交わすなどして交流を深めた。
小西さん「生きてるだけで150点!」 をテーマに講演 |
会に先立ち、記念講演として、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」などに出演した俳優の小西博之さん(1981年度商学部商学科卒業)が「生きてるだけで150点!」をテーマに講演した。小西さんは現在、小中高校や児童擁護施設の子供たちに「命の大切さ」を伝える講演活動を行っており、年間105回マイクなしの講演会を行っている。今回の記念講演でもマイクは使用せず、中京大学に入学した経緯や芸能界でのエピソードなどを語った。2005年に腎臓がんの大手術を行い、奇跡的に完治させた話では、学生時代に教わった児童心理学の先生の「夢は楽しい夢を持つこと。例えば、甲子園に行くことを目標にするのではなく、甲子園前日に旅館に泊まり枕投げをするとき、一番最初に誰に枕を投げるのか決めよう」という言葉を励みに、「がんを治したら、徹子の部屋に出演しがんの話をして手術跡を見せること」を目標にして、治療に専念したという。小西さんのマイクなしの熱意のこもった講演に、同窓生たちも熱心に聞き入っていた。
花束を贈られた森慶之さん |
交歓会は、富山地方裁判所事務局長などを歴任し、裁判所事務に大いに貢献したことで、瑞宝章・瑞宝小綬章を受章した森慶之さん(1968年法学部卒業)が招かれ、森谷会長から花束贈呈が行われた。
森谷会長は冒頭の挨拶で「中京大学が評価されるためには、卒業生がどのくらい社会に貢献できているかが大切だと思います。せっかくの素晴らしい機会ですので、いろんな方と交歓しあって、絆を深め、さらなる中京大学の発展に貢献しましょう」と述べた。
挨拶する森谷会長 | 挨拶する梅村総長・理事長 |
また梅村清英総長・理事長は挨拶で「インバウンド、ドル高円安の影響もあり、日本経済は伸びをしめています。また日本だけではなく、あらゆる国々も成長を遂げており、世界経済にとっても珍しい状況になっています」と昨年の経済状況について振り返り、「いよいよ平昌オリンピックが始まります。フィギュアスケートの宇野選手、モーグル堀島選手を筆頭に5人のオリンピアンが誕生して、日ごろの練習成果を発揮しようとしています。応援よろしくお願いいたします」と述べると、同窓生から大きな拍手が沸いた。
安村学長の音頭で乾杯する参加者 | いくつもの交歓の輪できた会場 |
安村仁志学長は乾杯の挨拶で「交歓会とは、喜びをみんなで分かち合うことだと思います。何を喜び合うのか、同窓生と再会した喜び、中京大学が発展したことを確認する喜び、同業の人たちがお互いに活躍していることの喜び、様々な喜びがあると思います。みんなで打ちとけあって最後には良い感情"好感"が持てるような会にしましょう」と話した。
「中京大学学歌」を肩を組みみんなで斉唱 |
最後に「中京大学学歌」を斉唱し母校のさらなる発展と同窓生の益々の活躍、再会を誓い、盛大に会を終えた。
また、梅村学園は2023年に創立100周年迎えるため、学園史づくりを推進している。担当職員がチラシを配りながら会場を周り、梅村学園の歴史的な資料を提供してもらうよう呼びかけた。
職員による資料提供の呼びかけ |