海外渡航時の安全確保に関する注意喚起について(バングラデシュの事件をうけて)

2016年7 月

学生・教職員 各位

海外渡航時の安全確保に関する注意喚起について(バングラデシュの事件をうけて)

 すでに報道されているとおり、7月1日にバングラデシュの首都ダッカにおいて、外国人を標的とした銃撃・人質殺傷テロ事件が発生し、日本人7人を含む20人が死亡しました。また、フランスのニースでもトラックが市民に突っ込む大きな事件が発生しました。これらの事件に限らず、今年に入ってからも世界各地でテロ事件が相次いで起こり、多くの人命が失われています。

 夏休みも近づいており、海外への渡航を計画している方もおられることと思いますが、テロの脅威が世界各地において続いていることを踏まえ、細心の注意を払ってください。海外渡航に当たっては外務省から渡航・滞在国について出されている海外安全情報をよく確認し、自ら安全確保に努めてください。

 また、外務省の海外安全ホームページの情報を参考にし、渡航の中止勧告がなされている国や地域には、渡航を控えてください。特に理由のない渡航はやめるよう求められている国や地域の場合も、自粛も含めて慎重かつ適切な判断をしてください。学生の皆さんにおいては、渡航を考える際に、保護者の方ともよく相談してください。

・起こりうるテロのリスクは、国やその地域によってそれぞれ異なっていますので、渡航先の情報をあらかじめ自身で把握してください。

・特に、テロの標的となりやすい場所(デパートや市場等不特定多数が集まる場所、公共交通機関、ホテルなどの宿泊施設、ビーチ等のリゾート施設、観光施設、政府・軍・警察関係施設、宗教関連施設(寺院、教会など)、外国人向け関連施設等)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知した時には速やかにその場を離れる等、安全確保に十分注意を払ってください。

・政府当局により治安の強化が図られ、不用意な行動が治安当局に誤解を招く恐れがありますので、夜間の外出や単独行動を極力しないよう、慎重に行動してください。

・万が一、テロ事件等に遭遇した場合には、速やかに現地の日本国大使館又は領事館に連絡してください。不測の事態に遭遇した際には、大使館からの緊急連絡・指示を受けることができるよう準備してください。そのために渡航前には外務省の「たびレジ」に必ず登録してください。

中京大学長 安村 仁志

■外務省海外安全ホームページ(※各国・地域の最新安全情報はこちら)

■外務省海外旅行登録「たびレジ」

2016/07/21

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