7人制女子ラグビー代表に、桑井亜乃選手(2011年度体育学部卒、陸上競技部出身)

 日本ラグビー協会は29日、リオデジャネイロ五輪の7人制ラグビー女子日本代表13人を発表し、中京大学陸上競技部出身の桑井亜乃選手(2011年度体育学部卒、アルカス熊谷)=写真左=が選ばれた。桑井選手は「たくさんの方に支えてもらっているので、恩返しができるように、残りの期間でしっかり準備をし、オリンピックという最高の舞台で自信をもってフィールドに立ちたい」と中京大学にコメントを寄せた。

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 女子7人制ラグビーの中心選手の一人、桑井亜乃選手

 桑井選手は、中京大学時代は円盤投げの選手だったが、中本光彦スポーツ科学部准教授の授業でラグビーに興味を持ち、競技を転向。立正大学大学院、アルカス熊谷に入団してラグビーを続けた。2013年3月には7人制ラグビーの日本代表となり、ワールドシリーズなど数多くの国際大会に出場してきた。高い身体能力を持ち、トライを決めた数は代表チームでも多く、中心選手の一人。昨年11月末に東京・秩父宮ラグビー場で行われたリオ五輪のアジア予選第2戦(日本大会)の全試合にスタメン出場し、日本チームのリオ五輪出場権獲得に貢献した。

 7人制ラグビーは、リオ五輪から初めて正式種目として採用された。男女とも12チームが出場し、4チームずつ3組に分かれ、各組上位2チームと、3位の中の上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。28日にはリオで組み合わせ抽選が行われ、女子チームはカナダ、英国、ブラジルと同じC組となった。
 日本女子代表は29日に桑井選手を含む13人が選出され、北海道合宿などを経て、最終的に12人が登録メンバーとなる予定。

 

2016/06/30

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