陸上十種競技の中村明彦選手(2012年度体育学部卒) リオ五輪代表に内定

 第100回日本陸上競技選手権大会混成競技が6月11、12日、長野市営陸上競技場で行われ、男子十種競技に出場した中村明彦選手(2012年度体育卒、スズキ浜松AC)が、リオ五輪参加標準記録の8100点を突破する8180点で初優勝し、リオ五輪代表に内定した。中村選手は中京大学時代の2012年ロンドン五輪では400㍍障害に出場しており、2大会連続の五輪出場となる。

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 十種競技でリオ五輪代表内定を勝ち取った中村明彦選手

 中村選手は初日、100㍍10秒69、走り幅跳び7㍍65、砲丸投げ12㍍47、走り高跳び2㍍02、400㍍47秒82の記録を出し、1日目の得点4278点と日本人歴代最高をマークした。1日目最後の400㍍では、土砂降りの雨の中、懸命の走りを見せ、トップとなった。2日目も110㍍障害14秒12、円盤投げ35㍍58、棒高跳び4㍍90、やり投げ54㍍18、最後の1500㍍は4分16秒30と奮闘した。
 中村選手の自己最高は、2015年4月の日本選抜陸上和歌山大会で記録した8043点(日本歴代2位)だった。リオ五輪代表選考会を兼ねた今回の長野大会では、1年余前の記録を一気に137点更新し、念願だった十種競技での五輪出場を確実にした。

 中村選手は、2013年3月に中京大学を卒業後、スズキ浜松ACに所属して競技生活を続けてきた。中京大学豊田キャンパスを練習拠点にし、中京大学のトップアスリート育成事業「CISP」(Chukyo University Institute of Sports Performance)のトレーニングを継続して受け、競技力を高めてきた。

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  最後の種目1500㍍をトップで走る中村明彦選手


2016/06/13

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