第7回「留学生の主張」
初参加で中国人留学生2人受賞
「留学生の主張」日本語弁論大会が5月22日、名古屋市東区の愛知大学車道キャンパスであり、中京大学から出場した2人の中国人留学生のうち、張于喆さん(チョウ・ウテツ、経済学部3年)が準優勝の名古屋市長賞、樊孟さん(ハン・モウ、大学院体育学研究科博士課程)が上山学院A賞に輝いた。
大会は日中文化協会の主催。7回目を迎えた今年初めて、中京大学も参加した。東海3県の大学、大学院、専門学校および日本語学校に在籍する各国の留学生に参加資格があり、応募のあった73人のうち、書面により19人が選考され、この日の弁論に臨んだ。
張さんのテーマは「うん、うん、はい、はい」。日本人の相槌という生活習慣を「携帯電話にお辞儀をしながら繰り返す。不思議でした」と驚いて見せた後、「それから見えてきたのは君子和而不同(君子は和して同ぜず)という論語の教えだった」と話を展開し、相互理解、友好親善の意義を強調した。
樊さんのテーマは「中国武術がもたらしてくれた恩恵」。中国武術(太極拳・長拳など)国家一級武士の資格を持つに到った経緯と、各種教室などで日本人らへの指導に当たる日々を語った。
「留学生の主張」日本語弁論大会で準優勝の名古屋市長賞に輝いた張于喆さん(前列右から2人目)と樊孟さん(後列左から1人目)
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