梅村学園、初の事業会社「中京大学サービス」を設立

 梅村学園は3月1日、学園100%出資の「中京大学サービス株式会社」を設立した。学園の財政基盤の強化と、学園内各校の学生、生徒をはじめとする学園関係者へのサービス向上を目的にしている。梅村学園の事業会社設立は初めてとなる。
 梅村学園は事業会社設立に向けて、2015年7月に会社設立準備室を設置し、2015年10月の定例理事会で設立を承認した。その後、事業化に向けた具体的な計画を検討してきた。

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           勝又社長と握手する梅村理事長


 事業会社の組織は、事業部、第1、第2営業部、管理部、支部で構成する。3月1日の臨時株主総会後の取締役会で、勝又勝美氏が代表取締役社長に就任した。資本金(学園出資金)は1000万円。事務所は中京大学名古屋キャンパス本部棟9階に置く。当面の業務は、学内に設置する自動販売機の業者選定、附属高校の制服販売管理、法人と学生の損害保険などを取り扱う。

 取締役会後に中京大学1号館で会社設立記念パーティーが行われた。梅村清英理事長は「会社設立に向けて準備室がスピーディーに対応していただいた。各種のサービスを学生に還元するとともに、学園の財政基盤の再構築に貢献できるよう、ご尽力ください」と挨拶し、事業会社への期待を寄せた。また、勝又社長は「大学を取り巻く環境は少子化と相まって徐々に厳しくなっていきます。その中で、事業会社の果たす役割は重要と認識しています」と今後具体的に事業展開していく決意を述べた。安村仁志学長の音頭で乾杯し、関係者で懇談した。

 

 

 

2016/03/01

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